ヒゲジイのアル中よもやま話

断酒を始めて早7年目。このブログは回復プロセスの記録と脳のリハビリを兼ねて綴っています。やはり、まだチョット変ですかネ?

車道を走る自転車は人に優しい?

2017-11-07 06:37:50 | 世相
 ゴミ拾いをしていていつも思うことですが、自動車からのポイ捨てが想像以上に多いようです。吸い殻ばかりではありません。タバコの空箱、ドリンク類の空き缶やペットボトル、プラスチック製の蓋付きコップ、スナック菓子の空き袋、空のカップ麺と割り箸etc.が無頓着に捨てられて車道脇に転がっています。

 自動車内の密室状態が人を傲慢にさせるのでしょうか、物が不要となれば捨てるのに何ら頓着しないようなのです。些細なことが気に食わず、あおり運転で追い回した末の悲惨な事件を知るにつけ、両者には共通した要因があると考えざるを得ません。

 ゴミ拾いの帰り道、幹線道路の一つ臨港線を渡っていたときのことです。他の場所なら横断歩道を渡ることにしているのですが、ここは40 mほど離れた所に信号機があるのでどうしても横着してしまうのです。この日も信号が赤になるのを待って、いつも通り注意しながらの渡りでした。

 そのとき今時珍しく、車道を通ってこちらに走って来る自転車が見えました。よく見ると、自転車は競技用で、ヘルメットにサイクリングスーツ(ウェア)という出で立ちの老人が乗っていました。

 私の方は渡り切る寸前でしたが、老人の方は加速しようとしていた矢先だったのでしょうか、視界に見えた私を避けようとスピードを落とし、コースも右寄りに変えていました。そのことが老人にしてみればよほど癪に障ったのでしょう。
「こんなところで道を渡るの、危ないですよ!」と声を掛けてきたのです。感情を圧し殺した紳士的なもの言いでした。これには思わず私も苦笑いしてしまい、片手で合図を送りました。

 もしも老人の乗っていたのが自動車なら、こんなに紳士的ではなかったかもしれません。恐らく本音をあからさまに、
「オラーツ! 危ねーよ、このボケがーっ!」と怒鳴られていかねないのです。もしそうなれば、恐らく私の方もムカッ腹を立てて不愉快な思いをしただろうと思います。

 あおり運転による悲劇的事件を知った直後のことだったので、つい自動車だった場合のことを想像してしまいました。歩道では傍若無人の振る舞いが目立つ自転車ですが、分の悪い車道では人に優しくなれるようなのです。あるいは、これも開放的な自転車ならではのことかも?

 もちろん忘れてならないのは、彼の老人が元々紳士的な人物だったのかも(?)なのですが・・・。


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