水彩画は楽しい!!

趣味で描く水彩画などを公開
IKUO MOCHIGI

「 セビリヤ 1 」

2019年04月30日 10時06分11秒 | 水彩画
3年前描いたスペインの街角風景(再投稿)。

「 セビリヤ 1 」 スペイン
”Sevilla 1 ” Spain
透明水彩 FABRIANO紙 300g/㎡ F4
watercolor on paper 33cm×24cm


椰子、街灯、観光用馬車、人物を描いたが馬車を上手く描けず、水洗いして描きなおした。色合いの多い石の路面の雰囲気を出すのが難しく一番苦労したところだが、これ以上手を加えると失敗するのでここで止めた。最後に全体の細かいところを修整して完成とした。


空と背景の建物をほぼ描き終わった後、面積の半分を占める影に挑戦。これほどの面積の影を描くのは初めてで手探りに赤茶系で着色してみた。これからどんな色を重ねていこうか思案中・・・・・・・。


遠景、中景の順に建物を描きこむ


鉛筆で下描きした後、抜けるような青い空を着色







「 雨あがりのバル 」

2019年04月28日 09時43分06秒 | 水彩画
3年前描いたスペインの街角風景(再投稿)。

雨があがり道路に突き出たバルのテントの下の薄暗さと、レストランの店内の明るさ、それが道路に照らされ敷石にうっすらと映っていたのが印象的だった。そして正面の建物のアイボリー、左右の建物のグレーがかった色と共存していた。(撮影の際の諸条件によって色調に誤差があります、再掲)

「 雨あがりのバル 」
透明水彩 F4


鉛筆で下描きのあと、全体を大まかに色分けしファーストウォッシュ


乾いてから正面の建物の外壁を着色し、さらに乾いてから出窓や1階の扉などのディテールを仕上げた


左側の建物の全体を一度重ね塗り、乾いてから陰影を強調して細部を描いた。


人物を描き始めた


人物を描きこみ、全体の細部を見直し加筆修整して完成。


「 ガス灯のある広場 」

2019年04月27日 10時48分25秒 | 水彩画
3年前描いたスペインの街角風景(再投稿)。

バルセロナのレイアール広場の光景を再び描いてみた。
広場にはアントニオ・ガウディ設計のガス灯が2基設置されている。ガウディ好みの鉄仮面をイメージしたデザインで上部を見ると、当時のバルセロナ市の経済発展を 象徴するかのように、商業のシンボルであるギリシャ神話のヘルメスを表す装飾がされているようだ。治安が悪いといわれていたこの広場では、昼間は数軒のバルやレストランがあり多くの人々が思い思いの時間を楽しんでいる。夜はこの街灯に明かりが灯り、夏の夜など広場のテラス席で軽く一杯飲みながらフラメンコダンスなどのパフォーマンスを見るのもいいが、置き引きなどには注意したほうが良いとのことだ。


「 ガス灯のある広場 」 - レイアール広場/バルセロナ
"The gaslight in the square" - Reial square/Barcelona
透明水彩 FABRIANO紙 300g/㎡ F-4
watercolor on paper 34cm×25cm




「 レイアール広場のガス灯 」

2019年04月26日 09時21分46秒 | 水彩画
3年前描いたスペインの街角風景(再投稿)。

カタルーニャ広場からランブラス通りを港に向かって下りて行き、コロンブスの塔の少し手前を左に入ると、そこがレイアール広場。
この広場には、1879年にガウディが建築学校を卒業して初めてデザインコンペに勝ち、バルセロナ市からの依頼のガス灯がある。1984年に行われた広場のリニューアルが行われた時もこのガス灯はそのまま残されたというから、バルセロナ人のガウディ愛は相当なものだと推察される。オープンテラスのカフェが並び開放的な雰囲気でツアー客も多く訪れる観光スポットだ。

カタルーニャの強い日差しをイメージして1枚描いてみた


「 レイアール広場のガス灯 」- バルセロナ
" Gas lamp of the Placa Reial " - Barcelona
透明水彩 FABRIANO紙 300g/㎡ 33cm×24cm
watercolor on paper


鉛筆で下描き後、背景の建物の石壁の陰影を着色


ヤシの木(?)・パラソルを描いてから、ガウディ設計のガス灯を描いた


路面を着色し、人物を描きこんだ。全体に細かい修整をして完成とした。





「 木洩れ日の広場 」

2019年04月25日 09時38分28秒 | 水彩画
3年前描いたスペインの街角風景(再投稿)。

バルセロナのゴシック地区の中心部、カテドラルの横のくねくねとした狭い路地を入ったその先に突然あらわれる小さな静寂の広場。それが、教会の前にあるプラザ・ネリ(Plaza de Sant Felipe Neri)。そこは空からキラキラとした太陽の日差しが差し込み聖なる空気が漂う小さな広場だ。しかし1938年1月、スペイン内戦のさなか、その戦火を免れるためにこの広場にある教会に疎開していた子供たちが、爆撃によって40数名が亡くなるという悲劇の舞台になったそうだ。そのときの爆撃の跡は、石造りの教会の壁に深々ときざまれ、今もそこに痘痕のような後が残っている。かのガウディもこの広場にある教会には特別の思い入れがあったようで、晩年はサグラダファミリア教会に住み込みながら折に触れてはこの教会に足を運んでいたそうだ。市電にひかれて亡くなった日、ガウディはこの教会に向かう途中だったと言われています.

「 木洩れ日の広場 」- バルセロナ
" Square of sunlight filtering through trees(Plaza de Sant Felipe Neri) " - Barcelona
透明水彩 DALER ROWNEY紙 300g/㎡ 30cm×22cm
watercolor on paper


鉛筆で下描きのあと、全体を薄く着色


教会の外壁と入口扉を描いた


サッカーなどで遊ぶ子供達やグリーンを描き、全体の陰影をより強調して、全体の細部を加筆修整し完成とした。