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IKUO MOCHIGI

「 アルハンブラ遠望 」 - グラナダ/スペイン

2016年04月15日 09時35分03秒 | 水彩画
スペイン6日目は、アンダルシア地方のグラナダへ行き世界遺産アルハンブラ宮殿近くのホテル・アリサレス デル ヘネラリーフェに泊まった。部屋で荷を解きさっそく冷蔵庫の地ビール(Alhambra)を飲みほし、近くをスケッチしようとフロントへ降りると多くの地元の人たちがロビーに集まり、結婚式のパーティーが始まったばかりのようだった。行き交う人にワインなどを勧めているので勿論中に入りいただいた。ドレスで着飾った中にシャツ1枚というラフな格好でも、みなさん親切に(言葉がわからないが)してくれたのがいい思い出となった。


アルハンブラ宮殿の中へは翌日予定しているので、宮殿を外部から見ようとアラブ統治下に城塞都市として発展したアルバイシン地区へ行った。サン・ニコラス展望台から見るシエラ・ネバダを背景にしたアルハンブラ宮殿の眺望は世界一美しく、そして悲しいといわれている。糸杉が青空を突き刺す先の丘の上に建つ宮殿を、日除けテントの下から描いてみた。


#2016030
「 アルハンブラ遠望 」 - グラナダ/スペイン

 " Alhambra distant view " - Granada / Spain
透明水彩 CANSON紙 ?g/㎡ 38cm×26cm
watercolor on paper

鉛筆で下描きの後、空・宮殿・丘の順でファーストウォッシュ


描き慣れない水彩紙のためかうまく描けず、描いた宮殿と丘をすべて水洗いをしてみたら、なんとなくいい感じなのでそのまま描きすすんだ。そして遠望を休憩しながら楽しむ近景の二人を描いた


二人を更に描きこみ、糸杉と日除けテントのロープや柱を描き、細かいところを修整し完成。


厚さ(重み)が不明の古い買い置きの画用紙を使ってみた。勿体ないと思い描き始めたが、吸い込みは悪いしのびる(歪む)し 仕上げるのに閉口した。が、勿体ないのでなんとか最後まで頑張ってみた、やっぱり高価だが厚く重く吸い込みの良い水彩紙は良い。