元上場証券会社店長のブログ

元上場証券会社の店長(東京日本橋支店・大阪北浜支店)現在現役株式為替ディーラーのブログです。日本FP協会AFP

注射相場

2007-11-29 09:45:52 | Weblog
NYはもはや注射でしか相場上昇は期待できない。
今日と明日が「天井」になる!

昨日は米国が再び利下げするとの観測で、どの市場も大きくリバウンドしているが、リバウンドしながら下げていくのがベアの特徴となる。中国のことが問題にならないくらい、サブプライムの問題や銀行の問題に大きな市場は傾いているが・・・。

景気の後退という、経済のサイクルも大きく変化していく。短期金利を政策的に下げれば下げるほど、株は下げ続ける。弱気市場に突入した市場では、その現実を何年見ていくことになるのだろう。

普通の12月は株高なのだが、今週のリバウンドが大きいほど、12月の下げは深く大きくなることになる。ボラタリティーの上昇は激しく、2年半死んでいたボラタリティーの急上昇とともに、下げは加速していくことになるだろう。

次に米国株が大きく下げる時、ドルが上昇すれば、ドル上昇。円安。152円を目指す起点(スタート

叩き売れ!

2007-11-28 10:13:57 | Weblog
銀行株は今日明日が「大天井」!
叩き売れ!
ソフトバンクもここ2日!
ナンピン!ナンピン!

<松藤氏メール抜粋>

アメリカの株価は大きくリバウンドした。危ないシティーバンクに8000億円もの資本が注入されたと。90年にも同じ事が起こった。サウジの王様のポケットマネーがこの銀行を救う。当時のGSR、金と銀の比率は100まで達していた。GSRはその数字が大きく成るとき、経済のコントラクションと株価のそれをもたらす。昨年4月30日、GSRが43にまで落ちていた。

そう数字が小さく成るとき株価のブームと景気のピークを示す。今年の8月の株価のパニック時にGSRは56に上昇した。そして51まで落ち、現在、再び56のレベルにある。8月のパニック時より一時下げた株価。下がりながら時にリバウンドを繰り返して行くことになる。

1901年から現在まで、大きなバブル崩壊はほとんど9月初旬から10月にかけて発生し12月は上昇というパターンだった。11月にNYダウが下げたのは33回。12月に上がったのは24回。今回のバブル崩壊は8月に起こり10月までリバウンド。1年で最も株価の上昇する12月にどうなるか過去の似たようなモデルを探してみると…。現在進行中の株価は87年型、42年型でありそのパターンを読めば、12月に下がる事が予想される。

GSRと株価モデルの示唆する所は大きなバブルの崩壊の本当の始まりが12月あたりから始まる事を教えてくれる。GSRが再び100になるまでこの崩壊は継続する事に成りそうだ。


ソフトバンク

2007-11-25 15:47:45 | Weblog
「100年兵を養うはただの1戦の為。」という
戦陣訓がありますが「ソフトバンク」はまさにこれ!
明日前場から2日間、兵糧が有る限り私は売り続けます。

2400円前後で売り2000円割れで決済。

特別推奨銘柄

2007-11-24 17:50:32 | Weblog
私は9月以降金融株の売りを推奨して参りました
特に三菱UFJの80万円台突入は9月より申し上
げておりました。

ここで皆さんに自身を持ってお勧めする銘柄は
「ソフトバンクの徹底売り」です。
一度ナンピンする覚悟で取り組んでください。
2000円割れは硬いと考えます。
(東証1部9984)

個人的には充分な根拠はあります。自身もあります。
チャートも「売り線」です。

私の行動を共にされる方!
幸運を!

参考までに

2007-11-24 17:28:14 | Weblog
週間信用取組分析(11/16 申込み現在)

[3市場信用取引残高(金額:億円)]

申込日 売り残 前週比 買い残 前週比 損益率% 倍 率
11/16 12359 -196.9 34501 -1172.2 - 2.79
11/9  12556 -369.9 35674 -430.6 -18.11 2.84
11/2  12926 +137.5 36104 +348.8 -12.27 2.79
10/26 12789 -210.8 35755 +415.6 -13.14 2.80
10/19 13000 -272.6 35340 +1568.6 -12.03 2.72

[松井ネットストック信用残高(金額:億円)]

申込日 売り残 前週比 買い残 前週比 倍率
11/16 187 -8 3215 -128 17.19
11/9 195 -68 3343 -72 17.14
11/2 263 +6 3415 +45 12.98
10/26 257 -41 3370 +79 13.11
10/19 298 -30 3291 +108 11.04

[信用残分析]
 3市場残は売り残が197億円の減少、買い残は1172億円の減少。
売り残、買い残ともに2週連続の減少となった。買い残が大幅に
減少したことで、信用倍率は2週間ぶりに改善した。
ネットストック信用残高では、売り残が8億円減少、
買い残は128億円の減少となった。

 この週も調整色を強めた。日経平均は週初に8月17日に付けた
年初来安値(15262円)のみならず、心理的な節目である15000円
の大台も割り込んだ。週半ばに急反発し、下げ止まりの兆候も
みられたが、週後半にかけて再び値を崩した。この過程で、
下値では売り方の買い戻しが入り、買い方の手仕舞い売りが膨らんだ
と思われる。買い残が1000億円超減少するのは、約2ヵ月ぶりだが、
8月~9月中旬の調整局面でも同じような構図がみられた。

 個別では、三井松島の売り残、買い残増が目立つ。業績上方修正
発表を手掛かりに年初来高値を更新。目先筋の商いが膨らんだ。
一方、好業績ながら調整色を強めた資源関連(双日、物産、東ソー)や、
中間決算と同時に下方修正を発表し急落した銘柄(長谷工、太平洋セメ、
DOWA)にリバウンド狙いの買いが入った。
 その他では、大手鉄鋼(新日鉄、住金)、造船・重機株(川重、
IHI、日立造)など、年初来安値圏まで下落した重厚長大銘柄に
見切り売りが膨らみ、買い残が減少した。

[3市場銘柄別信用残ランキング] 

(売り残増加上位) (買い残増加上位) ※単位:千株
-------------------------------------------------------------------
1 1518 三井松 8402 +3055 1 1808 長谷工 38393 +2998
2 8303 新生銀 9683 +2748 2 3011 バナーズ 35939 +2643
3 1503 住友炭 18913 +2372 3 2768 双 日 92666 +2549
4 5405 住 金 10591 +1741 4 1518 三井松 7424 +2224
5 6703 OKI 13158 +1478 5 7003 三井造 16205 +2104
6 7735 スクリーン 2365 +1448 6 5714 DOWA 3647 +1824
7 5701 日軽金 3278 +1197 7 8031 三井物 10398 +1376
8 3101 東洋紡 2818 +1113 8 5233 太平洋セメ 8556 +1021
9 5393 ニチアス 3879 +1062 9 4042 東ソー 3484 +944
10 1808 長谷工 9873 +1042 10 8202 ラオックス 2867 +864

(売り残減少上位)        (買い残減少上位)
  コード 銘柄名 売残 先週比   コード 銘柄名 買残 先週比
-------------------------------------------------------------------
1 8404 みずほ信 33245 -3525 1 5401 新日鉄 126888 -7048
2 7211 三菱自 71356 -2462 2 5405 住 金 91259 -4824
3 7004 日立造 40119 -1867 3 8306 三菱UFJ 66027 -4503
4 9984 ソフトバンク 12842 -1727 4 7004 日立造 50599 -4031
5 6502 東 芝 2066 -1560 5 5393 ニチアス 8334 -3892
6 3402 東 レ 6588 -1528 6 6952 カシオ 4562 -3167
7 7201 日産自 2082 -965 7 7013 IHI 44578 -2941
8 7003 三井造 6565 -911 8 7012 川 重 52425 -2546
9 8031 三井物 1825 -899 9 8404 みずほ信 64173 -2425
10 5401 新日鉄 10277 -802 10 6453 シルバ精 30238 -2361

☆☆
[オスロ 23日 ロイター] グリーンスパン前米連邦準備理事会(FRB)議長は23日、資産バブルを予防する手段はほとんどないとして、中央銀行はバブルの崩壊が経済へ及ぼす影響を緩和することに集中するべきとの考えを示した。

 グリーンスパン氏は当地で開かれた金融会合で、資産バブルの予防が十分に可能だという証拠はあまりないようだと指摘。「バブルだと認識できたとしても、沈静化に向けてできることはあまりない」と話した。




為替

2007-11-21 09:47:13 | Weblog
今週の為替相場の見通し(11/19~11/23)
…目先は、109円は大きなフシ。

先週のドル実行相場を見ると(主要6通貨に対するドル指数)、週間で0.6%と6週間ぶりの上昇となっており、ドルに対する弱気一辺倒にマーケットが変化しつつあるようにも見えました。しかし、これは一時的な現象に過ぎず金融不安による米景気減速懸念が払拭されていない現段階では、ドル安基調であることには変わりがないと思われます。先週の14日に、次回の(12月11日)FOMC会合で追加利下げの判断材料として注目していた10月の小売売上高が発表されましたが、前月比0.2%増と市場予想と一致したものの、9月の同0.7%増から大幅に減速しており、また最近の原油高騰で上昇しているガソリンを除けば小売売上高は実際に同0.1%増に過ぎず、4ヵ月ぶりの低い伸びとなり、米国個人消費の低迷を如実に現わしています。一方、週末に発表された米9月対米中長期証券投資額は264億ドルと予想を大幅に下回っており、海外投資家の買い意欲の弱まったことがドルの先安懸念が高まる要因でもあります。というのは、米国の貿易赤字をカバーするためには、毎月700億ドル程度の外国人投資家による買い越しが必要だからです。このような状況で、今週も景気判断で良いニュースよりも、不安材料に過剰反応しやすく、思惑、噂でもドルが売られやすい局面に入る可能性があります。又、週後半22日には感謝祭よる米株式市場の休場と、国内は23日に勤労感謝の日があることから、市場の流動性もやや乏しくなるため、値動きが極端になる傾向には円キャリーの巻き戻しを含め注意が必要になるでしょう。目先は、109円は大きなフシとなりますが、次に109円を超えてくる時は、円の上放れ(ドルの下放れ)となって、104円台さらに100円突破もありえると思われます。

ユーロ相場は引続き堅調な推移を想定しています。ただ、現段階ではユーロ独自の変動要因は見出しにくく、ドル・円相場の動きに左右されやすいと思います。今まで、円はドルに対する下落幅は、対ユーロに対する下落幅を2倍近く上回って推移することが多く見られましたが、先週の週間ベースで見た場合は、ほぼ同じ幅で下落・上昇しています。それ故、今週のユーロ/ドル相場は、目先は緩やかに堅調さを維持しつつ更なる上値を試す展開になると思います。

株は「総売り」で勝負!

インセンティブ

2007-11-20 10:54:53 | Weblog
1年の終わりごろになると、ディーリーングルームで働く人にはボーナス(パフォーマンスボーナス)が最大の関心事になる。今年は夏に、サブプライムローンの問題が表面化してから市場が荒れた。この問題に関連して多額の損失を被った金融機関も少なくない。金融機関全体としてのボーナス額が大幅に減ることは避けられない。

 特にサブプライムローンが組み入れられた証券に投資をしたディーラーや、その部門はボーナスどころではない。だが債券や為替で、いち早くトレンドをつかんだディーラーにとっては期待が膨らむ。

 外資系の金融機関の1年の決算は11月のところもあるが、大半は12月だ。それでも今頃までにはボーナス額の概算は決まる。11月と12月の収益が大幅にぶれなければ、その額が来年早々支払われる。

 だからディーラーたちは一般的に、今年の終わりまでは大きなリスクを取らない。これまでの成績の良いものは、特にその傾向が強い。利益を多少上積みしてもボーナス額は変わらないし、逆に大きく損をすれば減額の恐れがあると考えるからだ。

 ただ中には、確かな相場観があるときには積極的にポジションを取るディーラーもいる。ディーラーにとって報酬はリスクを負う強い動機ではあるが、全てではない。市場の方向性が見えたとき、そこに突き進むのはディーラーの習性でもあるからだ。

 報酬(ボーナス)と収益の関係については、その額が大きくなるにつれて問題もある。例えば50の収益目標に対し、昨年100の収益を上げて10の報酬を得たディーラーが、今年は100の損失を出したとする。当然今年の報酬はゼロ。

 一方、同額の収益目標に対して、昨年20の収益を出したディーラーの報酬は、目標を大幅に下回っているのでゼロ。今年の収益も同額だとすると、昨年と同様報酬はゼロになる。

 だが2年間で見れば、前者の収益はゼロに対して報酬は10、後者は40の収益を生み出したが報酬はゼロ。ボーナスの査定は単年度ベースだからこうした矛盾が生まれる。

 こうなると大きなリスクを取ってなるべく大きな収益を狙うディーリングのスタイルが主流になる。失敗した場合の最大のリスクは首だが、これまで収益を上げてきたものが1年の損で首になる可能性は低い。そうなっても他の金融機関に移ればいい。

 極端な場合、大きな損失が経営を脅かす場合がある。その金融機関の株価は下落し、公的な救済措置を受けることもある。株主と納税者が損失のコストを負担する。ここにモラルハザードの問題も発生する。

 サブプライムローンの問題に端を発して世界に広がる金融機関の苦境は、リスクに対するインセンティブの問題とも深く関係しているのだ。


報道より

2007-11-19 15:51:56 | Weblog
ウォール街や国際市場を揺るがす低所得者向け高金利型住宅ローン(サブプライムローン)問題で、米国では借り手が返済に行き詰まって持ち家を失う差し押さえの連鎖的な増加が深刻化している。住宅価格の下落が波及して新たな差し押さえを誘発する「サブプライムの火薬庫」は底の見えない危機を象徴している。(米メリーランド州ボルティモア 渡辺浩生)

 ≪荒 廃≫

 「30年。みんなで大勢の子供を育ててきたこの街に、空き家がどんどん増えるのは寂しいことだ」。米東部の工業都市ボルティモア郊外の閑静な住宅街。黒人のビル・ジェームズさん(65)は3人の子供が巣立った「マイホーム」の前で吐息を漏らした。

 「見てごらん。斜め向かいの黄色の家は、差し押さえられたばかりだ」

 ビルさん自身、差し押さえ一歩手前の危機に直面した。子供の教育費や家の修理のため持ち家を担保に2年前、約5万ドル(約550万円)の融資を住宅ローン会社から受けた。だが、2年後に固定金利(年8・25%)から変動金利に切り替わって急上昇するサブプライムローン特有の仕組みを、住宅ローン会社は説明しなかった。

 ローン返済に手いっぱいで固定資産税が払えず、「差し押さえを強要された」とも。ビルさんは、悪質なローンから借り手を救済する非営利団体「ACORN」(本部・ニューオーリンズ)に依頼し、ローン会社と条件変更の“闘争”中だ。

 ≪予備軍≫

 米全土では推計200万人という差し押さえの予備軍が控えている。

 ACORNのボルティモア支部に相談に訪れた公共機関勤務の白人女性は昨年8月、21万2800ドル(約2340万円)で持ち家を購入。毎月返済額は約2000ドル(約22万円)で月収の45%を占める。しかも、申込書類の収入の内訳は数字が微妙に改竄(かいざん)されていた。来年は金利上昇で月の返済額は700~800ドル増加する見通しで「返済不能は時間の問題」だという。

 差し押さえは住宅市場の在庫を増やし、近隣の住宅の価値まで下落させる。住宅の担保価値が下がればローンの借り換えが困難となり、次なる差し押さえを誘発する。


 「差し押さえが従来の低所得層から中間層に広がりつつある。来年には平和な住宅街で一気に増える」。ACORNのスチュアート・カーゼンバーグ支部長は警告する。

 ≪犯 罪≫

 黒人居住者が集中するボルティモア北西部には、玄関に板が打ち付けられた空き家が並ぶ。犯罪集団がドラッグの密売所とし、ホームレスが占拠する家もあった。

 米紙ワシントン・ポストは、オハイオ州クリーブランドのスラブ系移民街が差し押さえ急増で「ゴーストタウン化」し、地元マフィアの銃撃の流れ弾で12歳の少女が犠牲になった、と痛ましい事故を報じている。

 米連邦準備制度理事会(FRB)のバーナンキ議長は今月の議会証言で、差し押さえ急増に言及。「借り手と金融機関の協調」を訴えたが、ACORN住宅相談員のジョー・コックスさんは「金融機関はサブプライムの借り手を人間扱いしていない」と断言する。

 ビルさんは今も修理工として働き、休日は庭の芝刈りをする。「サブプライムの問題が日本まで飛び火したことは知ってるさ。でも、問題の根っこには、マイホームと子供の成長を夢に、汗水たらして働いてきた普通の米国民がいるんだよ」