米ゴールドマン:日本の景気回復は「揺らいでいる」、景気後退のリスク
9月28日(ブルームバーグ):米ゴールドマン・サックス・グループは28 日までに発表した世界経済についてのリポートで、米国からの需要後退を受けて日本企業が設備投資を控え、日本経済にはリセッション(景気後退)のリスクが高まっているとの見方を示した。
ゴールドマンの世界経済調査責任者、ジム・オニール氏(ロンドン在勤)はリポートで、「日本の景気回復は揺らいでいる」と指摘した。同氏によれば、企業と個人による支出抑制により、日本のリセッション入りの確率は「3分の2近く」まで高まっている。
2007年4-6月(第2四半期)の日本経済はマイナス成長だった。企業は設備投資を控え、個人消費の伸びは前四半期の約半分のペースに鈍化した。ゴールドマンは今年度(2007年4月-08年3月)の日本の成長率予想を1.8%と、従来の2.4%から下方修正した。
米国のサブプライム(信用力の低い個人向け)住宅ローン危機のあおりで借り入れコストは急増。世界の株式市場では8月17日以来で時価総額にして5兆ドル(約575兆円)余りが失われた。オニール氏は、市場混乱を受けて日本銀行は年末まで政策金利を据え置くと予想している。
同氏は「景気回復への向かい風は強まった」として、「金融市場の状況と経済のファンダメンタルズ(基礎的諸条件)の弱さを考え、日銀の次回利上げは 08年初めまで遅れると予想する」と書いている。
ゴールドマンのリポートによると、米国の成長率は今年2%に低下し、08 年は1.8%の見込み。欧州は今年が2.6%、08年は2%に低下すると予想されている。
原題:Goldman Sachs Says Japan's Economy Is `Tottering' on Recession (抜粋) {NXTW NSN JP2A9N07SXKY <GO>}
翻訳記事に関する翻訳者への問い合わせ先:東京 木下 晶代 Akiyo Kinoshita akinoshita2@bloomberg.net Editor: Kambara 記事に関する記者への問い合わせ先: Jason Clenfield in Tokyo at jclenfield@bloomberg.net
更新日時 : 2007/09/28 14:42 JST
★★今日の言葉
自分が傷ついたものすべてが
悪いものとは限らない。
(作者不詳)
【コメント】
そもそも、
傷ついたことを
悪いことと考えるのが
よくないのかな?
傷つくことには、
いろいろなケースがあるし…
意図があって、
傷つけられること。
意図も何もないのに、
自分が勝手に
傷ついたと思うこと。
自分に何でもないことでも、
見たり、聞いたりして、
心が痛むこと。
そういう傷ついたことを
すべて悪いと考えるから、
「傷つけられた!」
と騒ぐことになって、
「その原因は何だ?!」
みたいなことになる。
そうなれば、
傷つけられた方が偉くて、
その原因が悪者みたいになって
当たり前。
そういうところから卒業しないと、
傷ついたこと、傷つけられたことからは、
何も学べなくなるんじゃないかな。
いつまでも、
傷つけられたことを
1つ1つ数えている集中力あったら、
その集中力を、
もっと価値のあることに
使った方が、絶対にいい。
傷つくことは、悪いことじゃない。
ここからスタートだ。
(参考)
のはなし (伊集院 光)
★★相場格言
「相場の器用貧乏」
何をやらせても一応ソツなくまとめる、便利で重宝な社員がどこの職場にもいる。上役からの〃お呼び〃も多く、周囲から羨望の目でみられ、出世まちがいなしとのカケ声もかかる。が、結果は期待はずれ。昇進は途中で足踏みとなり、大成した例はあまり聞かない。これが〃器用貧乏〃。
株式投資も全く同様である。小手先を利かせて売ったり買ったりしていては、目先の小幅な利益はあげ得ても大きな成果は期待できない。しかも相場の上げ下げ両方を、うまく立ち回って手中におさめようとすれば、いかに名人といえども百発百中というわけにはいかない。いつか必ずウラ目が出て、それまでの利益をすっかり吐き出すことにもなる。
「カミソリと鉈(なた)」のたとえではないが、長もちし大成しようと思うなら、目先を追って小回りを利かすよりも、肚をすえてどっしり構えるにしくはなさそうだ。株式相場というものは、そう簡単にわかるものではない。わかったような気になったり、わかったふりをするのは、まちがいのもとになる。
相場の器用貧乏を戒める格言には「名人になるより素人らしく」「名人は相場のこわさを知る」「早耳の早耳だおれ」「目先観で相場を張るな」などがあり、ウォール街にも「筋の耳うちは信用するな」「必ずしも市場にいる必要はない」ということばがある。
9月28日(ブルームバーグ):米ゴールドマン・サックス・グループは28 日までに発表した世界経済についてのリポートで、米国からの需要後退を受けて日本企業が設備投資を控え、日本経済にはリセッション(景気後退)のリスクが高まっているとの見方を示した。
ゴールドマンの世界経済調査責任者、ジム・オニール氏(ロンドン在勤)はリポートで、「日本の景気回復は揺らいでいる」と指摘した。同氏によれば、企業と個人による支出抑制により、日本のリセッション入りの確率は「3分の2近く」まで高まっている。
2007年4-6月(第2四半期)の日本経済はマイナス成長だった。企業は設備投資を控え、個人消費の伸びは前四半期の約半分のペースに鈍化した。ゴールドマンは今年度(2007年4月-08年3月)の日本の成長率予想を1.8%と、従来の2.4%から下方修正した。
米国のサブプライム(信用力の低い個人向け)住宅ローン危機のあおりで借り入れコストは急増。世界の株式市場では8月17日以来で時価総額にして5兆ドル(約575兆円)余りが失われた。オニール氏は、市場混乱を受けて日本銀行は年末まで政策金利を据え置くと予想している。
同氏は「景気回復への向かい風は強まった」として、「金融市場の状況と経済のファンダメンタルズ(基礎的諸条件)の弱さを考え、日銀の次回利上げは 08年初めまで遅れると予想する」と書いている。
ゴールドマンのリポートによると、米国の成長率は今年2%に低下し、08 年は1.8%の見込み。欧州は今年が2.6%、08年は2%に低下すると予想されている。
原題:Goldman Sachs Says Japan's Economy Is `Tottering' on Recession (抜粋) {NXTW NSN JP2A9N07SXKY <GO>}
翻訳記事に関する翻訳者への問い合わせ先:東京 木下 晶代 Akiyo Kinoshita akinoshita2@bloomberg.net Editor: Kambara 記事に関する記者への問い合わせ先: Jason Clenfield in Tokyo at jclenfield@bloomberg.net
更新日時 : 2007/09/28 14:42 JST
★★今日の言葉
自分が傷ついたものすべてが
悪いものとは限らない。
(作者不詳)
【コメント】
そもそも、
傷ついたことを
悪いことと考えるのが
よくないのかな?
傷つくことには、
いろいろなケースがあるし…
意図があって、
傷つけられること。
意図も何もないのに、
自分が勝手に
傷ついたと思うこと。
自分に何でもないことでも、
見たり、聞いたりして、
心が痛むこと。
そういう傷ついたことを
すべて悪いと考えるから、
「傷つけられた!」
と騒ぐことになって、
「その原因は何だ?!」
みたいなことになる。
そうなれば、
傷つけられた方が偉くて、
その原因が悪者みたいになって
当たり前。
そういうところから卒業しないと、
傷ついたこと、傷つけられたことからは、
何も学べなくなるんじゃないかな。
いつまでも、
傷つけられたことを
1つ1つ数えている集中力あったら、
その集中力を、
もっと価値のあることに
使った方が、絶対にいい。
傷つくことは、悪いことじゃない。
ここからスタートだ。
(参考)
のはなし (伊集院 光)
★★相場格言
「相場の器用貧乏」
何をやらせても一応ソツなくまとめる、便利で重宝な社員がどこの職場にもいる。上役からの〃お呼び〃も多く、周囲から羨望の目でみられ、出世まちがいなしとのカケ声もかかる。が、結果は期待はずれ。昇進は途中で足踏みとなり、大成した例はあまり聞かない。これが〃器用貧乏〃。
株式投資も全く同様である。小手先を利かせて売ったり買ったりしていては、目先の小幅な利益はあげ得ても大きな成果は期待できない。しかも相場の上げ下げ両方を、うまく立ち回って手中におさめようとすれば、いかに名人といえども百発百中というわけにはいかない。いつか必ずウラ目が出て、それまでの利益をすっかり吐き出すことにもなる。
「カミソリと鉈(なた)」のたとえではないが、長もちし大成しようと思うなら、目先を追って小回りを利かすよりも、肚をすえてどっしり構えるにしくはなさそうだ。株式相場というものは、そう簡単にわかるものではない。わかったような気になったり、わかったふりをするのは、まちがいのもとになる。
相場の器用貧乏を戒める格言には「名人になるより素人らしく」「名人は相場のこわさを知る」「早耳の早耳だおれ」「目先観で相場を張るな」などがあり、ウォール街にも「筋の耳うちは信用するな」「必ずしも市場にいる必要はない」ということばがある。