元上場証券会社店長のブログ

元上場証券会社の店長(東京日本橋支店・大阪北浜支店)現在現役株式為替ディーラーのブログです。日本FP協会AFP

参考までに

2007-11-24 17:28:14 | Weblog
週間信用取組分析(11/16 申込み現在)

[3市場信用取引残高(金額:億円)]

申込日 売り残 前週比 買い残 前週比 損益率% 倍 率
11/16 12359 -196.9 34501 -1172.2 - 2.79
11/9  12556 -369.9 35674 -430.6 -18.11 2.84
11/2  12926 +137.5 36104 +348.8 -12.27 2.79
10/26 12789 -210.8 35755 +415.6 -13.14 2.80
10/19 13000 -272.6 35340 +1568.6 -12.03 2.72

[松井ネットストック信用残高(金額:億円)]

申込日 売り残 前週比 買い残 前週比 倍率
11/16 187 -8 3215 -128 17.19
11/9 195 -68 3343 -72 17.14
11/2 263 +6 3415 +45 12.98
10/26 257 -41 3370 +79 13.11
10/19 298 -30 3291 +108 11.04

[信用残分析]
 3市場残は売り残が197億円の減少、買い残は1172億円の減少。
売り残、買い残ともに2週連続の減少となった。買い残が大幅に
減少したことで、信用倍率は2週間ぶりに改善した。
ネットストック信用残高では、売り残が8億円減少、
買い残は128億円の減少となった。

 この週も調整色を強めた。日経平均は週初に8月17日に付けた
年初来安値(15262円)のみならず、心理的な節目である15000円
の大台も割り込んだ。週半ばに急反発し、下げ止まりの兆候も
みられたが、週後半にかけて再び値を崩した。この過程で、
下値では売り方の買い戻しが入り、買い方の手仕舞い売りが膨らんだ
と思われる。買い残が1000億円超減少するのは、約2ヵ月ぶりだが、
8月~9月中旬の調整局面でも同じような構図がみられた。

 個別では、三井松島の売り残、買い残増が目立つ。業績上方修正
発表を手掛かりに年初来高値を更新。目先筋の商いが膨らんだ。
一方、好業績ながら調整色を強めた資源関連(双日、物産、東ソー)や、
中間決算と同時に下方修正を発表し急落した銘柄(長谷工、太平洋セメ、
DOWA)にリバウンド狙いの買いが入った。
 その他では、大手鉄鋼(新日鉄、住金)、造船・重機株(川重、
IHI、日立造)など、年初来安値圏まで下落した重厚長大銘柄に
見切り売りが膨らみ、買い残が減少した。

[3市場銘柄別信用残ランキング] 

(売り残増加上位) (買い残増加上位) ※単位:千株
-------------------------------------------------------------------
1 1518 三井松 8402 +3055 1 1808 長谷工 38393 +2998
2 8303 新生銀 9683 +2748 2 3011 バナーズ 35939 +2643
3 1503 住友炭 18913 +2372 3 2768 双 日 92666 +2549
4 5405 住 金 10591 +1741 4 1518 三井松 7424 +2224
5 6703 OKI 13158 +1478 5 7003 三井造 16205 +2104
6 7735 スクリーン 2365 +1448 6 5714 DOWA 3647 +1824
7 5701 日軽金 3278 +1197 7 8031 三井物 10398 +1376
8 3101 東洋紡 2818 +1113 8 5233 太平洋セメ 8556 +1021
9 5393 ニチアス 3879 +1062 9 4042 東ソー 3484 +944
10 1808 長谷工 9873 +1042 10 8202 ラオックス 2867 +864

(売り残減少上位)        (買い残減少上位)
  コード 銘柄名 売残 先週比   コード 銘柄名 買残 先週比
-------------------------------------------------------------------
1 8404 みずほ信 33245 -3525 1 5401 新日鉄 126888 -7048
2 7211 三菱自 71356 -2462 2 5405 住 金 91259 -4824
3 7004 日立造 40119 -1867 3 8306 三菱UFJ 66027 -4503
4 9984 ソフトバンク 12842 -1727 4 7004 日立造 50599 -4031
5 6502 東 芝 2066 -1560 5 5393 ニチアス 8334 -3892
6 3402 東 レ 6588 -1528 6 6952 カシオ 4562 -3167
7 7201 日産自 2082 -965 7 7013 IHI 44578 -2941
8 7003 三井造 6565 -911 8 7012 川 重 52425 -2546
9 8031 三井物 1825 -899 9 8404 みずほ信 64173 -2425
10 5401 新日鉄 10277 -802 10 6453 シルバ精 30238 -2361

☆☆
[オスロ 23日 ロイター] グリーンスパン前米連邦準備理事会(FRB)議長は23日、資産バブルを予防する手段はほとんどないとして、中央銀行はバブルの崩壊が経済へ及ぼす影響を緩和することに集中するべきとの考えを示した。

 グリーンスパン氏は当地で開かれた金融会合で、資産バブルの予防が十分に可能だという証拠はあまりないようだと指摘。「バブルだと認識できたとしても、沈静化に向けてできることはあまりない」と話した。