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お山にお宮がたちました

七つの子

志村けんさんの

カラス なぜなくの
カラスの勝手でしょ

じゃなくて!!!

カラスのこの唄の名前は「七つの子」といいます。

作詞者 野口雨情

からす なぜ啼くの 

からすは山に 可愛(かわい)七つの子があるからよ 
可愛 可愛とからすは啼くの 
可愛 可愛と啼くんだよ 
山の古巣へ 行って見て御覧 
丸い目をしたいい子だよ 

もの淋しさの漂う光景が目に浮かぶ、不思議な唄だなと思っていました。

この唄の作詞者である野口雨情さんですが、廻船問屋を営む名家の長男として茨城県多賀郡磯原町に生まれた方で、この方のご先祖様が凄いんです😳。

この方の先祖は、楠木正季という方で、南北朝時代の河内豪族の武将である、あの楠木正成の弟様のようなのです。

この楠木正季さんですが、「太平記」によると、後醍醐帝の臣下として兄・正成とともに活躍し、鎌倉幕府を討ち果たしますが、後醍醐帝と対立した足利尊氏との「湊川の戦い」で敗れ、兄の正成とともに自刃します。

自害の際、「七生まで同じ人間に生まれて朝敵を滅ぼさばやとこそ存じ候へ」(七生滅敵)と誓ったとされ、この七生滅敵が太平洋戦争の有名なスローガン「七生報國」となりました。

朝敵を滅ぼさばや。。。とかいうのは少し置いといて、おそらく胸に秘めた何かを後世に伝えたかったんだと思います。
それを汲み取って童謡にしたのが、子孫である野口雨情さん。

私たちが口ずさむ童謡や、昔話には語り継がなければならないメッセージを素朴に込めていると聞いたことがあります。

この「七つの子」の唄には

可愛い→河内(カワチ)??

七つの子→七代にわたる子孫

山の古巣→ 奈良の物部氏の本拠であったとされる石上神社の付近の古名は布留(ふる)であり、神社の後ろにある布留山と言います。

丸い目をしたいい子→ その血を受け継ぐ子孫、または思いを受け継ぐ精神的存在、「七つ(幾世代もの長い年月を経た)の子」がいるんだよ

といった語り継がなけれはならないメッセージがこめられた唄なのではないかといわれているんですね🧐。

かつて、饒速日命(天照国照彦天火明櫛玉饒速日尊)という神様が天璽十種瑞宝を携えて、多くの供を従え、天磐船に乗って豊葦原中国に降臨されました。

饒速日命は封印された日本最初の大王ともいわれています。
千と千尋の神隠しの白龍ハクのモデルかな?

私の大好きな神社である、元伊勢籠神社の御祭神であります。

この神様が最初に降臨されたところが「河内の国の河上の哮(いかるが)峯」と伝えられ、その後、饒速日命は大和国山辺郡布留の高庭(現・石上神宮の地)に遷し鎮められたといわれています。

磐船に乗って上空から眺め、「虚空見(そらみ)つ日本(やまと)の国」と言われ、これが「日本」の名称の初めになったと、『日本書紀』にも記されています。

この饒速日命、日本最初の大神様の事を、日本人に語り継がなければという願いが、この童謡に込められているかも知れないとふっと思いました。

香良洲神社という神社が三重県津市にあります。
御祭神は稚日姫神であり、配祀として御年神が祀られています。

稚日姫様はヒルコ神ともいわれ、天照大御神の妹神ともいわれます。
配祀の御年神はかぐや姫ではないかともいわれています。
饒速日命は市杵島姫と結婚され、その御子神が天香山命と御年神であるようです。
御年神の兄神である天香山命は高倉下ともいわれ、これまた烏と深い縁がある神様なんです。

岐阜県の神峰位山は、飛騨国一之宮水無神社の御神体でもあり、その水無神社の御祭神は御年神であります。
また、父神と云われる饒速日命との縁もあり、近年は映画「君の名は」の舞台ではないかとされ聖地巡礼として人気が出ているようです。


その位山には磐座が沢山あり、映画も観ましたが、それよりも神話に浸り神様を空想しながら巡りたいと思う聖地の一つであります。

香良洲神社に共に祀られている稚日姫様と御年神は、とても近しい間柄であるようで、それも気になるところであり、その神社の名前がカラスだなんて興味をそそられます。

カラスは賢い鳥で、八咫烏は熊野大社の眷属でもありますし、下鴨神社においてもカラスをお祀りしていますね。
姉がカラスを毎日見ると話すものだから気になって、カラスについて調べると、なかなか奥が深いのがカラスさんでした。

私もこれから友達と思うことにしますね🥹

そして、香良洲神社もまたお祀りしないといけないなと思いました。

マニアックですみませんでした🙇‍♀️。。。



コメント一覧

@iroirotanosii おはようございます

毎日お疲れ様です!
烏は、調べれば調べるほど凄いです。
姉が毎日見るというものだから調べてみると、カラスさんにはまりました。笑
やはり神様のお使いですね。

八咫烏の三本足、オリオン座とも関係があるようで、3人の尊い女神様をあらわしているようです。
烏が啼くの啼くという漢字も鳴くではないところにこめられた意味があると思います。帝に口ですから。

エジプトのピラミッドの中から出て来たカラスの壁画は、日本の古墳から出て来た壁画と同じような絵で、船の先頭に烏が描かれていて、海人を先導する役目を持っていたみたいです。
おそらく海の神様のお使いですね✨🌜🎑

黒猫は魔女の宅急便のキキ🐈‍⬛😍
これまた神様のお使い。
神社で黒猫をみると良いみたいですよ。

孤高なカラスを知り、生きとし生けるもの、黒も白の生き物も全て神様のお使いと思うようにしようと思いました😆

いつも有難うございます。
Unknown
おはようございます😅
お弁当🍱作って、送り出したとこです(笑)
こうゆうたぐいの歌は、内容が濃いですね😊
貴重なお話ありがとうございます🙏✨
カラスは、嫌いでしたが、最近は、八咫烏さんも好きなので、今では嫌いではありません😅
黒。というだけで、いまいち…😑でしたが、黒猫ちゃんも、かわいい💞なぁ…と、思えるようになりました😊
雨が よく降りますね🌂
気をつけて お過ごし下さい🙏✨
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