皇后さまが82歳のお誕生日の前にお言葉を述べられて
天皇陛下の7月13日のテレビ会見を受けて
新聞が一面で「生前退位」という言葉を使ったことに対し
「生前退位」という表現を過去の歴史の中でも
一度も接したことがなかったので
驚きと痛みを覚えた、と回答されたそうですね
それに対して
「生前」という言葉に「死」を連想されたんだろう、などとの報道やコメントが多く寄せられているようですが
ん〜、これは違うよね
以前から旧皇族で、明治天皇の玄孫にあたる竹田恒泰が言っていたけど
「退位」じゃなくて「譲位」だから、ね
「退位」なんて言葉、過去の歴史の中で使われたことなどなくて
竹田さんはテレビでのコメントでも
「退位」という言葉に違和感を持った、と言っていたので
これは天皇制度を知らないマスコミが作った造語よね
まぁ、日本人じゃない人達が沢山いるから
キチンとした知識もなく、記事にしたんでしょうけど
だから皇后陛下は、その「生前退位」という言葉に異議を唱えられたんだと思いますよ
でも天皇陛下のお言葉を聞いた時も
この皇后陛下のお言葉を聞いた時も感じたことだけど
京都出身の方達の世界では、言葉をはっきり言わず相手に理解してもらう
ということが多々あるから、誤解を招くことが多いよね
長居の客人に帰って欲しい時には
「ぶぶ(お茶)漬け、いかがどす?」と聞く話は有名で
本気にして「はい、いただきます!」と応えて帰らなかったら
『なんて気の利かない客だ』と思われる、とか(笑)
昔、読んだ小説にお公家さん達の会話が載っていて
お金に執着する人のことを「○○さんは山吹色が好きだから」と言って笑った
なんて書いてあったし
こんな風にオブラートに包んだ表現が多いから
それを理解して話を聞かないと
とんでもない誤解が生まれちゃうよね
だから京都人だった天皇家の皆さんのお話は
聞き手が本当にしっかり考えて聞いてあげないと
天皇陛下や皇后陛下の本当のお気持ちは理解出来ないんじゃないかしら
と思うんですよね
つまり、京都人の心や言葉を理解できる優秀な人が天皇家の側近になって
天皇家と国民の橋渡しとか通訳となり
天皇陛下や皇后陛下の本当のお気持ちを伝えて欲しいなと思いました
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