おおたかの森と流山カナル物語

流山に住む主婦&薬剤師lalaの気紛れな日記
実は「福の神」らしいので、ゆったりまったり、周りを幸せにしていきます

インフルエンザ向け漢方薬の生薬価格が上昇

2009-07-03 17:45:10 | 漢方・生薬
今朝の日経の記事です

インフルエンザ対策に使われる漢方薬の材料となる生薬の
対日価格が軒並み上昇しているようです

まあ生薬不足は、中国が豊かになってきて
中国人が漢方薬をたくさん買うようになってきてから
大きな問題になってきてましたよね
中国国民向けの生薬が足りないから輸出禁止になるんじゃないか、とか言われて
大騒ぎしたこともありました
日本で生産できるといいんだけど、やっぱり土壌の違いとか
生育する植物の違いとかあるとか聞いています

しかし日経に「ギンギョウサン」と書いてあったのにはビックリ!
この処方、なかなか一般には知られていないのに
さすが日経、凄いなぁ

銀翹散(ギンギョウサン)」は中国では
天津感冒片(テンシンカンボウヘン)と言われてるようです

中国は大陸の国で、内陸部は乾燥しているので熱の風邪(喉が痛くなる)が多く
天津感冒片が使われていたそうです
日本は周りが海の島の国で湿気が多いため、
冷えの風邪(後背部が凝ってゾクゾクと寒気がする)が多く
葛根湯が使われていました

ところが日本はエアコンの普及で一年中乾燥する環境になったため
熱の風邪が増え、葛根湯より銀翹散の方が使われるようになったと聞いています
店頭に立っていても、昔ほど葛根湯の症状の人は来ず
銀翹散の症状の人が多くなっていると感じます

とにかくインフルエンザだけでなく喉が痛くて高い熱の出る風邪に
銀翹散は強い味方だと思います
なんとか銀翹散が不足しないよう、クラシエには頑張って欲しいな
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