中華料理「大将」

今日は久しぶりに大将に行きました

カウンター席7人、お座敷は4人がけテーブルが二つと
15人も入れば満席になるような小さなお店ですが、
近所で大人気のようで、お馴染みさんも多く、いつ行っても満席のため
並んで待つのが嫌いな夫と一緒だとなかなか食べることが出来ないお店です

今日も11時半に行ったのに、テーブル席は全部予約済み
カウンターにも「予約席」のカードが置かれていてびっくり！

でも座っていたお客さんが席を詰めてくれて
カウンターになんとか二人で座れました


夫はタンメン
スープがこぼれてもいいように受け皿が付いてます


私は悩んで、広東メン
ちょっとしょっぱかったけど、お野菜たっぷりで美味しかったです

ここはご近所さんに教えてもらったラーメン屋さん
初めて行った時、その外見を見て、ちっちゃくて、古くて、汚い系だったから
「雰囲気も味のうち」の私にとって、
絶対お好みにはならないお店だったのですが(笑)
夫はこういうお店が大好きで
「こういう店のタンメンは美味しい」と言い張るので渋々入ったのが数年前
ところが意外、入ってみたら、驚くことばかりの
なかなかいい感じのお店だったのです

まず最初にに驚いたのは、とっても清潔だったこと

中華料理屋さんといえば炒め料理が多いから、そこら中に油がはねて
古いお店だと、壁や天井、カウンター、食器棚などが
油でギトギトになってることが多いのに
ここのお店は全てが綺麗に拭かれているばかりか
コンロ周りのステンレスの壁もピッカピカ

更に驚いたのは食器棚の中やカウンターの上に置かれている
あまり使われない全ての食器がラップに包まれていたこと
油はねで汚れないようにしてあるんです

そんなに清潔を追求した中華やさんなんて見たこと無かったから
『へぇ～～～』とビックリ

そしてカウンターの中には、頑固一徹みたいなオジサンがお料理をしていて
そのそばで料亭の女将みたいに髪型をばっちり固めて決めたオバサン
店内にはその二人の娘さんと思しき若い女性が二人

以上の4人が、それはそれはテキパキとお店の中で働いているのです

初めて行ったのは夕方の7時頃でしたが
出前の電話がバンバン鳴り捲っている中でオジサンとオバサンが
「これが出来たら○○さんに持って行って
次は××さんの△△を作ってから、お店に□□を出して・・・」
とテキパキ、テキパキ指示を出したり話したりしてると
その指示の元でお嬢さん二人が同じようにテキパキ、テキパキ動いて
たくさんの出前とお店の注文を効率良くこなしているのです

更にビックリしたのはそのお嬢さん
長女らしき人が、超～～～～～～美人で
『会社のOLをやっているような雰囲気なのに、ラーメン屋さん？』
って思うほど、綺麗な人なのです
もう一人のお嬢さんは普通の女の子で、彼女は出前をやっていて
料理が出来るとそれを持ってお店を出て行きました

食べ終わってお店を出て、更に更に更にびっくりしたのは
なんと！道路に向けられた換気扇の下に水を張った大きな容器が置かれ
換気扇から落ちる油を受けて、道路側が汚れないようにしてあったのです

いやぁあ、何から何までビックリの連続で
でもそんなテキパキで、綺麗で、美味しいお店なので
お客さんがたくさん来て、お店の前の駐車場はいつも満車
並ぶ覚悟が無いとなかなか食べられないお店なのです


今日は珍しくすぐに座れたので、久しぶりに入れましたが
カウンターの中のオバサンはいなくて
下のお嬢さんが、なんと！妊娠中
なんでも昨日が予定日で産まれてないとかで
それでもお店の手伝いしてるなんて凄いよね、と思いました

ここのお店の更にいいところは、お客さんがみんな庶民的(笑)

カウンター席のお隣に座っている女性に麺料理が運ばれてきたので
何気なく見ていたら「これ、ちゃんぽんメンの大盛りです」
と聞いても無いのに教えてくれてびっくり！
「あぁ、そうですか」と応えてから夫に
「これ、ちゃんぽんメンなんですって」と話しましたが(笑)

その後、私が広東メンを食べている時
その女性がお店を出るところだったのですが
私の後ろを通りながら、何かを話しかけたので
「え？なんですか？」と聞き直したら
「広東メンは途中で飽きたら、お酢とラー油をちょっと垂らすと
また味が変わって美味しくなりますよ」と教えてくれました(笑)

あまりの親切さに、夫も大笑いでしたが
いや、こういう下町の雰囲気、嫌いじゃないです

予約席には草野球が終わった人たちや、ご近所の親子連れがどっと来て
4人席に6-7人で座ったり、席が空くのを立って待ってる人もいて
店内は大賑わいでした

もうちょっとお店が広かったらもっと行き易いのになぁ
と残念に思いながら帰ってきました