信州スロウライフ12ヵ月

野菜や草花と暮らす生活

原村へ来て感じたこと

2007年04月11日 21時53分23秒 |  日記
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原村に引っ越して来て丁度1ヶ月が経った。犬たちもこの家に落ちついたようでリラックスしている。

今になって反省することは、会社の退職と、引越しを同じ時期にするのが如何に精神的、身体的に負担がかかるかということを安易に考えていたこと。
実際にやってみなければわからないことだから今になってそう思うのだろうが、前に住んでいた家は丁度3月20日で契約更新のため引っ越せざるを得ず、やむを得なかった。
引っ越してからの半分は行ったり来たりの生活で、やっと落ち着いたのが4月になってからのこと。
気持ちが落ち着くと、やらなければならないことが次々と浮かんで来て、くるくる毎日動き回り、車で買い物に走り、退職の挨拶状を書きをして、強迫観念から大分解消されてきた。
朝、台所で掃除をしながらふと考えたことがある。
神奈川ですんでいた家は、新築で綺麗な家であったから、働いていても休日は掃除に追われていた。美しいものは美しく残さねばならないという信念に駆られて常に掃除をしていた。
しかし今原村に越してきて、ここは台所が明るく、午前中は日当たりが良く、部屋の中の隅々まで光が当たるため、汚れが良く見える。
これまでは浴室や洗面所や台所は昼間でも電気をつける生活だから、掃除したつもりでも意外に汚れが取れていなかったのに気が付いた。
光は大したものである。全部お見通しで、午前中は掃除に明け暮れてこざっぱりと垢抜けした家具類に大満足した。
又、都会での生活は時間が無かったのと、ごみの処理にいい加減なところがあったことに気が付いた。
退職して時間があるので原村でのごみの分別に神経を使って毎日気にかけている。
大家さんに言われてなるほどと思ったが、生ごみは、畑に穴を掘って埋めると、1年も経つと立派な有機肥料に変化するという。
都会ではコンクリートの庭で埋めるスペースも無いから、全部生ごみで捨てていたからごみの量がとても多かった。
今こうして気にかけ始めると、しおれたお花や野菜のくずのごみは取っておいて、庭に埋めたら気持ちが良かった。
いずれ役に立ってくれると思うからである。
考えを変えたら、大部分のごみがプラや資源ごみでリサイクルできるので真剣に取捨選択する毎日である。
これほど勤めていた間、真剣さを持っていただろうか?
生ごみをせっせと肥料に変えてそれを使って、庭中にお花や野菜やハーブ類を植える楽しみが出てきた。
午後庭造りをする予定でいたが、急に気温が8度まで下がり、雨が降り始めたので予定変更した。
娘も東京から帰って来て、迎えた犬が大喜びで吠えまくっていた。
犬の気持ちとしても家族が多いのは嬉しいのだろう。璉