信州スロウライフ12ヵ月

野菜や草花と暮らす生活

雪のち晴れ

2007年04月19日 22時08分38秒 |  日記
RIMG0030.JPG 昨夜から降っている雪が気になり、朝になって障子の隙間からそっとのぞいてみたところ庭は写真の有様。

ギョエーと背筋が寒くなった。しかし、春の気配が感じられる中の水分が多い雪なので何だか早く解けそうだ。やっと咲き始めた杏の花に積もっている雪は風情がある。家の中は外が真っ白なので、とても明るい。引っ越して原村に来て降った雪をはじめて見たが、今年は何回見ることになるだろうか。

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雪が降ろうと仕事の日なので、さぞ寒いことだろうと、着膨れして、長靴姿で防備してハウスに出向いた。
社長(雇用主のことをこう呼ぶ)の奥さんが風邪を引かれたとのことでお休みし、八重ちゃんと3人でアネモネのハウスの設備の撤去と刈り取ったお花を軽トラに積んで山の中へ(肥料とするための場所)捨てるまでの作業だ。
アネモネのハウス2棟分を菊の苗を植える土地に切り替えるためのこれまでのものを撤去するが、そのためのさまざまな作業があるのだ。
指示されるがままに動くがどの作業も初めてとはいえ、その都度自分をどじ!だと思いながらやっていた。
昔看護学生のとき先輩看護婦が指導してくれるのだが、もたもたして仕事が遅いあの頃を思い出した。あれから40年も経って60の手習いをしている。今でもそのもたもたが抜けていない。
どの作業も体の全身の筋肉を使い、汗だくになり、厚着してきたのが悔やまれた。
埃と汗と共の肉体労働をしている自分を、元の職場の仲間や社員は想像もつかないであろう 秊
仕事を手伝い始めて、社長や奥さんの働き方に頭が下がる。特に奥さんは何人もでやる作業を一人でやってのけ、とにかく良く働く。


菊の花作りは、東京のお盆と8月のお盆、お彼岸と3回の出荷にあわせ苗を植え、花を咲かせるまで何回も手を施す。
その時期に合わなかったら二足3文とのことで、前倒しで作業の時期を組んでいくそうで、4月の今の時期がもう急がないと間に合わないそうだ。
その道その道何でも決まったことがあるのだ。その知らない分野の仕事をしていることに今の自分がとても魅かれていて、姿格好気にならず汚れても平気でいられる。
最後にトラックの上から刈り取ったお花をフオークで突き刺し投げ捨てていたら、自分も一緒に反動で投げ飛ばされ、ごみの中にいた。
足も腰も肩もみーんな筋肉疲労で今日はおしまい輦。