信州スロウライフ12ヵ月

野菜や草花と暮らす生活

原村で初めて働きました

2007年04月10日 20時20分14秒 |  日記
転入届けを出してから度々熱心に花作りの手伝いを勧誘してくる伊藤さんのプロ精神にほだされて、週に2日間働くことにした。今日はその初日で、昨夜は寒く朝真っ白に霜柱が立っていたが、快晴のすばらしいお天気になった。

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9時にハウスに車で出勤するが、乗車時間は7分くらいで途中車と出会うことも無く、南アルプスを見ながら下り坂を飛ばして行くとあっという間に到着。

本日の作業は菊の苗の摘み取りと、それを本植えするために余分な葉を整理して束ねるのである。中国産の苗で白扇という種類だそうで秋のお彼岸と主にお葬式で使う白い菊である。

秋に出荷するまで苗から仮植え、脇芽の摘み取り、本植え、主たる芽のピンチさらに脇芽掻きを行い、夏以降切って束ねて出荷になる。花屋さんで菊を見ると高いから買わないと思うが、これほど生産農家で手間がかかっているとは知らないからで伊藤さんの説明を聞くたびになるほど、と私は感心ばかりしている。一緒に働く相棒は、私より2歳上の伊藤さんの奥さんのいとこで、名前は八重ちゃんと言う。椎間板ヘルニアの手術をしてまだそれほど時間が経っていないと言い、この道、季節労務で4年目だそうな。

午前中は単純作業といいながら、菊の新芽を切り取るのにもそれなりの慣れが必要で、時々注意を受けながら早くも10時の休憩になる。丁度作業に慣れて面白くなり始めた頃に、10時とお昼と3時の休憩と昼食になる。お昼は車で家に戻りご飯を食べ、洗濯物を取り込み、犬の軽ーい散歩をすると出勤時間になる。昼食を家に帰って食べるなどと言う仕事は初めてで、何だかとても嬉しい。犬も大喜びする。お互いにハッピイ。

午後はさらに早く時間が過ぎ去り、5時にきっちり勤務終了となる。最近まで働いていた会社では5時に勤務を終えたためしがなく、夕ご飯が6時から7時に食べられることになり大改革。

夜はまだ退職後の事務作業が続くので、寝るのが12時を廻るが、もう数ヶ月過ぎたら自分の時間が取れるので、本を読んだり余裕が出来るかなと思う。


家に帰ったら人材派遣会社からメールが届いていた。5月から6月の会津若松の出張の仕事を依頼されていたが、相手の会社からお断りの連絡があり、申し訳ありませんとの文章。長野から福島県まで出張するのは旅費もか、それで断られたかなと一瞬思った。まあいいや、心の中では引き受けたはいいが、遠いし6時間もかかり犬を動物病院へ預け、ストレスにさらすという気持ちがあったので断られてみたら反面ほっとした。報酬はいいが、リスクも高いので、原村での生活は無理をしないをモットーにして行こうと、あらためて思った。

無理をしたために今日バックで駐車場に車を入れたら、ものの見事に前のバンパーを石にぶつけ相当の傷が出来、一昨日も左の門のカーブで石にぶつけ、このところこすり続け何かに取り付かれている気分になる。

今日はかなりの傷なので、松本へ行きナンバーの変更をしたら、トヨタへいき修理することに決心した。一緒に働いている八重ちゃんに、あの菊池さんの道路は曲がりくねって石が積んであるから難しいでしょうと言われたが、まさかその後ぶつけるとは思わなかった。広い原村へ来て車を続けて傷だらけにしてしまい、気持ちが暗くなってしまった。とほほほ・・・・・。

早くナンバー変更し縁起かついで、身曾起神社にお払いに行かなくてはなるまい。今日は明暗がまぜこぜでやってきた日でした。


収穫になったのはは作業をしながら原村のさまざまな話を聞かせてもらい、八重ちゃんと仲良くなり、美味しいセロリの漬物をおやつに頂いたこと。秊

そのおやつも10時と3時の2回ともどっさりお茶請けが出る。他の3人とも3時には大きなりんごパイをしっかり食べていらっしゃる。今こんな大きなパンを食べたら夕ご飯が入らなくなると言ったら持たせてくれた。新米はひたすら手作りの美味しいセロリの粕漬けをつまんでいた。残りは持って帰ってよと言われ冷蔵庫にしまって置いたら忘れて来てしまった。残念!輦