今夜は中秋だそうだが名月は見られるだろうか。しかし、相変わらずの暑さが秋の訪れの気配を消していることは確かだろう。
赤塚不二夫先生の漫画に登場するバカボンは、馬鹿なボンボンという意味があるというが、今話題になっているボンボンには、「自分に足らない物があることはわかっていますが、周囲に私を支えてくれる人達がいます。」と、自分がバカであることを馬鹿正直に認めた四世議員のお坊ちゃんがいる。解雇規制の緩和などの公約を口にしていたが、強い批判に恐れたせいなのか、それから数日も経たない内に、その主旨を微妙に変えて説明するようになった。カナダの首相と同世代であると話したこともお笑い種の一つであるが、何とも頼りない政治家もいるものだと思った。そのバカボンを、院政を守る為か、あるいは総選挙で落選したくない為か、支えている政治家もいるらしい。自民党の支持者も、バカボンが総理大臣になることを本気で支援しているとすると、このような人が首相になることによって国がどうなろうとも良いとでも考えているのだろうか。呆れかえって今夜は腹鼓も打てそうにない。
中国経済が大変な状態にあるという。今後、国際的にも何らかの影響を及ぼし、取り分け、中国大陸に数万社もの企業が進出している我が国にも、大きな影響が及んでくることだろう。ここ数日、円高に急速になりつつあるが、昨年来の消費者物価の高騰もあり、我が国の消費者マインドも落ち込みつつあると考えられはしないだろうか。私も、最近は、スーパーに買い物に行くと赤札商品を優先的に買うようになった。再びデフレになる可能性もある。小泉内閣以降の新自由主義は、特に非正規従業員が増加して賃金が抑制され、失われた30年の一つの原因とも考えられる。今、小泉ジュニアが登場しようとしているが、裏にいるのは、あのパソナで活躍した経済学者だろうか、それとも緊縮財政を好む財務省なんだろうか。