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conscience

my diary

安易な安心感は、むしろ危険

2023年01月19日 | 日記
 コロナ禍が規制緩和により水面下でかってない勢いで流行しつつあり、いくらオミクロン株が軽症で済む人が多いとしても、高齢者や持病を持つ人にとっては致命的になることがあり、死者もかってない勢いで増加しつつあるが、それでも経済重視の政府としては今以上に規制緩和を進めていく方針なんだろう。なんでも屋内でのマスク着用すら無くすことを検討するという。マスクを着用するかどうかは個人に任せるべきで、政府が改めてどうこういう問題ではなかろう。国民は、それでも、政府の方針に従うのだろうか。
 福岡の博多で、去年からストーカーの相談を警察にしていたという女性が殺害された。警察としては、ストーカー行為に警告もしていたし、緊急時の通報装置も渡していたので、これ以上はどうしようもないということなんだろう。しかし、被害者は、警察に相談して対策をしてもらったということで一応は安心していたのだろうか。ワイドショーなどでは#9110に相談しろというが、#9110は警察本部の警務部門で広報なども担当している部署が担当しており、昔のように生活安全部門が担当しているのではない。それでも、ストーカーの担当課には引き継がれるだろうが、警察が警告したといっても、犯行を企てる者は依然として一定数は存在して、それ故にこのような事件も起こっている。警察に相談して対応してもらっているといっても安心出来るかは別問題と思われる。
 物価が上がっているといっても、我が国は、まだまだ豊かな生活を享受しているが、いよいよ、人口の減少と高齢化により大変な経済的。社会的減速に進もうとしている。我が国は大地震などの発生可能性が高い災害大国であり、例えば、今、東南海大震災などが発生してしまうと、国自体が立ち上がれなくなるだろう。昔は、300万人超の犠牲者を出して敗戦国となっても、若者が多く出生率も高かったので高度経済成長期を迎えることとなった。今は、我が国には、その余力は無い。それでも、ほとんど無策の政府に委ねて安心して生活出来ているのが不思議だ。
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