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conscience

my diary

秋風に誘われて

2022年10月14日 | 日記
 昨夕のカレーの食べ過ぎで、少し腹がもたれている感じがしたので、カロリーを消費する為にもと思い、朝食も食べずに散歩に出かけることとした。今朝は、涼しさはあるものの、寒くはなく、日差しがあるようであったので、あえて、半そで、半ズボンと真夏の恰好で出かけることとして、7時過ぎに家を出た。歩き出しは、少し、腰が痛いと感じていたが、ぽかぽかとした中で歩いていると快調に感じだして、みなと未来公園を通り過ぎた辺りで、中央公園で野外彫刻展が開かれていることを思い出したので、徳島城址公園の方向に進路を変えて、中央警察署を横目に見ながら公園内に入った。確かに、公園内では野外彫刻展の作品が展示されていたが、朝早いせいか、人通りもあまり無くて、まして、彫刻を見ている人は一人もいなかったので、これ幸いと城山を一周して作品を見て回った。作品展自体は、何年か前にも見たような作品がほとんどで、作品数も多くはなくて、特に感銘を受けたものは無かったものの、木立の中を作品を見つつ歩くのは何か贅沢な時間を独り占めにしている感じがした。往復の時間も入れて二時間余りを費やして、帰宅した後、万歩計を見ると、一万三千歩余りであった。
 帰ってからテレビをつけると、ワイドショーでは、二年後に保険証廃止の方針とマイナンバーカードの半ば義務化のことを取り上げていた。十年くらい前に運転免許証にICチップを導入したときに、大金と手間をかけてIC化しても、偽造防止程度にしか活用されないのでは、幾ら省庁が縦割り組織で壁があるといっても、この国は、何をしているのだろうかと強く思ったものだが、河野氏がデジタル相になって、ようやく、デジタル化への端緒が開けたという所だろう。反対派は、個人情報がどうだとか、落とした時にどうすればとか、手続きが面倒で高齢者はどうするのかとか、文句は幾らでも言えると思うが、バブル崩壊後の30年間に、政府がしてきたことと言えば、既得権益と大企業などの保護が中心であり、世の中の体制を変えないということに終始し、おかげで、他の国が大きく変化している中で、我が国は大きく出遅れてきたのであった。その上、世界の中でも、我が国における少子高齢化の影響は最も大きく、変化を嫌う我が国の人々が惰眠を貪っている間に、経済力では中国に大きく差をつけられ、このままでは、先進国の枠からも外れかねないところにある。一部のマスコミや知識人と称する輩は、このことに気づいていても、反対の為の反対をして、変化を嫌う傾向にある。しかし、変化なくして進歩はないし、進歩なくしては資源のない我が国が生き残ってゆくことは出来ない。明治の人々は、先進的な西洋文明に触れるや、それまでの封建制度を廃止して、産業技術だけではなく生活面の変化も受け入れてきた。今は、国民を挙げてデジタル化に正面から向き合うべき時代になっている。それが、良い結果になるかどうかは、国民の意識次第ではなかろうか。
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