私立高校の教師が趣味で落語をやっていて、古典を嫌がる生徒に
興味をもたせようと古典を落語化した。
という御仁が近くの講堂で講演会をひらいた。
おもしろそうなのでいってみる。
これが、今どきの高校の授業と同じやりかたという。
白板も黒板も用がないらしい。
パソコンから白板にあたるスクリーンに、自由自在にテキストというか、授業内容をうつす。
先生がいいノリでしゃべる。
まあ、落語が好きなセンセイだからとくべつなんだろうけど。
いいのか、こんな授業が。と思った。
教え子の、やはり現役の高校教師が最期に講座にあがって、一席かたった。
おわったあとには、出口にご当人の著作本なども売っている。
最近の人はこの道一筋なんてないのだ。
あれをやりつつ、これも、それも、となんでも楽しそうにやっている。
いいなあ、いい時代だなあ。どこが生き辛いんだよ、とつぶやいてみる。。