アメリカ・ミズーリ州にて、若者およそ2,000人を対象に朝食や生活様式など5年間に及ぶ追跡調査が行なわれた。
それによると朝食を食べる習慣のある人は食べない人にくらべてBMIが低いことや、普段朝食を食べない人は毎日食べる人に比べて体重が平均2.3キロ多いことが明らかになった。
朝食を抜いている子供は推定25%くらいと考えられ、アメリカでは肥満の大きな原因のひとつとして研究結果に注目しているそうだ。
これを受けて日本のメディアが日本の家庭の朝食についてアンケーをおこなったところ、ごはん食(白米)よりもパン食の家庭が圧倒的に多かったこと。そしてその中でも菓子パンと牛乳だけというのも少なくなくて、驚いたのは週に一回朝食がお菓子の日なんていう家庭もあった。
欧米化した食事や偏食によって様々な人体への弊害が起きると考えられている。
ある女子は18歳になっても乳歯が生え換わらず歯科治療を受け続けている。また精神的な部分では「キレる若者」とか言ったりするが、実際に学校給食をパンから白米に変更した結果荒れていた学校が平穏を取り戻したという。
今日本人の食事内容の見直しや朝食の重要性について叫ばれ始めている。
朝食抜きダイエットとか、朝食を食べないプチ断食とかあるがこれも賛否両論というか一長一短ある。
何か目的があってこういった方法を実践しようとする場合、大事なことは、ひとつの方法ということであって万人向けではないかも知れない。ということ。
わたし個人的には“頭で食べない”ことが好ましく思う。
「頭で食べない」とは、つまり
お昼の12時だからご飯を食べる
夕飯の時間になったからご飯を食べる
というように、多くの人はお腹が空いていなくても時間になったら食べるという風に頭で考えて決め付けてしまう。
食欲がない時には身体の感覚にしたがってお腹を休めてあげないと内臓に負担がかかります。犬や猫を飼っている方はご存知かと思いますが、犬や猫は体調が優れない時には餌を食べようとしません。野生動物もそう。ひたすら寝て内臓の回復を待つのです。
しかし現代人にとって「頭で食べる」ことは仕方のないことだとも思う。
食べたい時に食べて、眠たくなったら寝る。ストレスも一切なし!
そんな生活ができたら長生きできるんだろうなぁ。