獨協医科大学の研究不正問題

獨協医科大学内分泌代謝内科研究室における 論文捏造・二重投稿の疑惑追及ブログ

論文不正、諭旨退職に…独協医大

2011年01月24日 | メディアによる報道
読売新聞

論文不正、諭旨退職に…独協医大

独協医大「処分軽い」声も
 独協医科大(壬生町)の教授らの研究論文にデータ捏造(ねつぞう)などの不正があった恐れがあるとして同医大が調査委員会を設置した問題で、同医大が4月末、教授を諭旨退職にしていたことが大学関係者への取材でわかった。調査委はまだ結果を公表していないが、諭旨退職は自主退職を促す処分で、同医大は事実上、論文に不正があったと認めたことになる。

 この教授は50歳代で、同医大内分泌代謝内科に勤務。今年1月末、同医大に告発文が寄せられ、教授が2002~11年に講師らと共同執筆し、医学雑誌に掲載した論文27本について不正が指摘された。告発文は論文に対し、「実験の画像が加工され、一つの実験データを違うデータとして流用されている」などとしている。

 同医大は2月に調査委を設置し、不正の有無を調べてきた。同医大は「調査はまだ継続中。7、8月頃にも結果を公表する予定だが、それまでは何も話せない」としている。だが、同医大幹部の1人は「不正があったということで処分となった。教授は自主的に退職した」と話す。教授は4月から、茨城県内の民間病院の部長職で勤務している。

 これに対し、同医大に告発文を送った都内の男性は「他大学で論文不正が判明した教員は懲戒解雇になっており、諭旨退職はやや軽い処分。国から公的な研究費を受けた論文であり、同医大の責任は重い。不正があった論文をすべて速やかに撤回してもらいたい」と厳格な対応を求めている。

(2011年6月25日 読売新聞)

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