乳がん多発骨転移・多発肝転移ステージ4です!のぴりぃのボチボチ日記

S43年生。H24年右乳房温存手術、翌年多発骨転移、H28年多発肝転移。治療のことや日常をつづります。前を向いて。

『ブッダをめぐる人々』を読みました。

2014-02-11 17:49:21 | 日記
昨年の夏に、乳がんの骨転移の診断を受けてからというもの、私は小説やエッセイなどの書籍が読めなくなりました。

緩和ケアや骨転移の治療についての記事は読めるのですが、それ以外は全く読めないのです。

もともとは、活字もマンガも、色々な読書が大好きだった私。

骨転移の治療や痛みのコントロール、毎日の仕事や生活・家族のことなどを考えるのに、日々、エネルギーを費やしていたら、趣味の読書をする気力がなくなってしまったみたいで。

残された人生は どのくらいなんだろう?と考えるストレスは思いのほか大きく、そこにホルモン治療副作用が加わって、今は抑うつ状態に。
本を読む気力がなくなってしまったようでした。

でも、本当は、読みたい。
もともと大好きだったことが、やりたいのに出来なくなるのは、とても寂しい。

そんなある日、「マンガなら読めるかも!」と思い、目の前の本棚にあった『ブッダをめぐる人々1~「命」13のエピソード』(里中満智子著)を手に取り、読み始めました。

ブッダという人物と、その生涯を通しての様々なエピソード。
私にとって、知っているようで実は詳しく知らなかったブッダの生涯と教えなどの内容に、いつのまにか、集中して読みすすんでいました。

『ブッダをめぐる人々1』のエピソード全てが心に響くのですが、とくに最後のエピソードの登場人物「チャンナ」、煩悩だらけで未熟な人間である自分に似ているなぁ…と思いながら1冊を読み終えました。

我が家には1巻しか無かったので、早速ネットで『ブッダをめぐる人々2~「癒」13のエピソード』を注文!

活字を読む気力がなくても、なんとかマンガなら読める。
マンガで、ブッダの教えを読めるなんて、私はラッキーだなぁと思いました。
描いている里中満智子さんって、凄い方だなぁ。

ブッダの教え、何度も読み返してみようと思います。

今日も読んでいただき、ありがとうございます。

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