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アンジェリーナ・ジョリーって凛として強すぎるイメージだけど、この作品では全然違う表情。作品内ではアンジーだということは忘れちゃう感じ。失踪した息子を追い求めて戦う母親で、決して凛として強すぎない。女性の弱さと強さが共存し感情や運命に翻弄される様子が抑えめにごくごく自然。かつての腐敗しきったLA市警の都合に振り回され、凶悪犯に振り回され、その度に絶望から「なんとか」と立ち上がる。いつものアメリカンムービーの急に強くなって敵をドカーンというのがない。
実話をもとにしている上に、クリント・イーストウッドのヒトの感情の丁寧な描き方がきっと秀逸。1920~30年代当時の時間の流れも感じる映画でした。