7/14(火)に発売されたRYUTistさんのニューアルバム「ファルセット」。
さっそく発売日にタワーレコード新潟店さんで購入してきました。
タワレコさんが大きな看板やたくさんのポップで、ここまで激推ししてくれている時点で、いやーRYUTist愛されてるなー!成長したなー!本当ありがとうございます!ってめちゃくちゃ感動します。
さっそく帰りの車で聴いたら、何じゃこのいい曲は!の衝撃が最初から最後まで全曲ずっと続いて、ちょっとこれ最高すぎるんですけど!って感じで涙が出てきました。
さらにこの日は、リリリベができない代わりに、21時からRYUTistもファンもみんなでそれぞれがこのアルバム「ファルセット」を同時に再会し、Twitterでみんなで曲について実況しようという「#ファルセット視聴会」というちょっとしたイベントが開催されました。
これ、本当に楽しくて、どの曲にも語り尽くせないほど魅力があるので、一曲ごとに感動しながらオタクにありがちな好きなものについてめちゃくちゃ早口で熱く語ってしまうノリでツイートしまくっていたら、一時間弱があっという間に終わってしまいました。
せっかくなので、全12曲の感想を紹介
1「GIRLS」
歌詞はなく、いわゆるoverture(序曲)という感じの一曲目。RYUTist4人の声が少しずつ重なりやがて一つの音楽になっていく構成は、音楽を大切にしているRYUTistというアイドルのコンセプトそのものを表現しているとも思える。曲全体が2曲目の「ALIVE」の前奏のような構成だが、アルバム全体の前奏の役割も果たしているとも思える。
2「ALIVE」
アルバムを通して聴くと、1曲目「GIRLS」の終わりと、2曲目「ALIVE」の歌いだしが繋がっているという感動がある。後半、2回目のサビのあとで音楽に合わせて4人が順番に台詞を話すパートがあるんだけど、ちょっと□□□の「00:00:00」っぽいと思った。終盤の歌が「もうちょっとだけ続くんじゃ」感が好き。突然ふっと終わる感じも好き。長いけどドラマティックだから全然飽きない。演劇っぽい曲だなと思っていて、僕はままごとの「わが星」を感じたんだけど、月刊ウインドの市川明美さんはマームとジプシーを感じたそうです。
3「きっと、はじまりの季節」
最初の抑え目なメロから、サビにかけての盛り上がりが、まるでバーっと一気に景色が広がるような感動がある。それはまるで新潟の長い冬を経て訪れる春の予感のようでもあり、これから輝いていくRYUTist自身を歌っているようでもある。
4「ナイスポーズ」
柴田聡子さんの独特なメロディに独特な歌詞が乗っていく不思議な曲だけど、何故か気持ちがどんどん弾んでいく感じがして楽しい。長い長い前振りからの「ナイスポーズ」というクライマックスの盛り上がりが凄まじい。曲の構成にも歌詞にもストーリ性があって何度も聞き込みたい曲。
5「好きだよ・・・」
作詞NOBEさん、作曲KOJI obaさんのゴールデンコンビによるド直球王道アイドルソング!やっぱこれなんすよ!問答無用でぐっとくる!しかも今回はめちゃくちゃ切ない歌詞とメロディ。歌いだしは、もう完全にアニソンのOPのそれ。タイトルが出るタイミングが完璧に分かる。切ないラブストーリーの主題歌に起用されてくれ!
6「センシティブサイン」
これもザ・青春な一曲。MVのイメージが強いけど、新潟に吹くさわやかな風のような曲。もともと名曲なんだけど、「好きだよ…」のあとに聞くとまた違った味わい深さがある。切なさからの希望みたいな。アルバムが一個のストーリーのような。いやーとんでもないアルバムを作ってくれましたわ…
7「絶対に絶対に絶対にGO!」
これも完璧にアニソンのOP。最初の短いサビでタイトル、Aメロで順番にメンバーが一人ずつ登場して、Bメロで日常風景が登場して、サビで4人が並んで走り出す光景が目に浮かびます。「けいおん!」の世界ですね。こういう「強い」曲、ライブで聞いたら泣いちゃうと思う。あと、「イエーイ!」のところは全員でジャンプしてください。(アニメのOP的な)(まだ言ってる)
8「青空シグナル」
これも問答無用の名曲。「始まりの日」から「旅立ちの日」を経て「決別の日」、そしてまた「始まりの日」へと瞬く間に駆け抜けていく青春が5分弱に収められてるとかこれはもう音楽の短編小説。RYUTistにとっても、2018年に新しいステップに進んだ思い出深い曲です。
9「時間だよ」
ここでちょっと雰囲気を変えて、大人っぽいメロディに文学的な歌詞という新しいRYUTist。そこに「時間だよ」という日常的なタイトルをつけるセンス!こんな名曲作ったの誰ですか!そうか!Kan Sanoさんか!それでもしっかり歌いこなしてしまうから凄いのよね…これもライブで聞いたら圧倒されそうですね。
10「無重力ファンタジア」
「青空シグナル」のカップリングで初めてライブで聞いた時の、「RYUTistの新境地」に出会った衝撃は今も忘れない。宇宙にまつわる単語をちりばめた歌詞に加えて、メロディも宇宙的で不思議な無重力感がある曲。時間の感覚が麻痺しそうな感じ。ところで、序盤の「ALIVE」から「きっと、はじまりの季節」の2曲は朝って感じだけど、この「時間だよ」から「無重力ファンタジア」の2曲は夜って感じがしますね。まさか、それも計算して曲順を選んでいるんでしょうか?
11「春にゆびきり」
もうこの文学的なタイトルの時点で天才的だし、パソコン音楽クラブさんの歌詞にもメロディにも、春という季節の持つ、別れと再会の約束、子供と大人の境目のような切なさが全編に漲っていて、これも問答無用の名曲。この曲はりゅーとぴあワンマンライブが中止になった日に開催されたオンラインライブでMVが初披露されたので、どうしてもそれとセットで思い出すんですよな。いつかリベンジしてほしい。きっと、そういう意味のRYUTistとファンの「ゆびきり」なんだろうな。(本当泣ける)
12「黄昏のダイアリー」
「ALIVE」「好きだよ・・・」「絶対に絶対に絶対にGO!」はアニメのOPって言ったけど、この曲は青春映画のエンディング。「背中合わせの君」が「隣り合わせの君」へ、「黄昏のダイアリー」が「朝焼けのダイアリー」へと変わっていくように、大切な人と出会い別れていく青春映画のようなストーリーを曲全体から感じる。夕焼けや朝焼けを見ると自然と「黄昏のダイアリー」が聞きたくなるし、自分にも大切な思い出があることを思い出します。そのくらいこの曲はもう自分の中に生きています。
こんな感じになりました!
アルバムを一曲まるまるみんなで聞きながら実況する企画、すごく楽しかったです!
ライブでみんなに会える日がいつになるか分からないけど、RYUTistを好きな人達がこんなに大勢いて、それぞれの場所で同じアルバムを聞いて感動しているんだなって思ったら泣けてきました。
考えてみれば、こんなご時世でレコーディングするだけでも大変だったと思うんですけど、RYUTistの4人と関わってるスタッフの皆さん、本当にお疲れ様でした。
そもそもこのアルバム自体が新型コロナウイルスの影響で発売が2ヶ月遅れてしまっていたし、6月に開催予定だったりゅーとぴあのワンマンライブも中止になってしまっていたわけですが…
そんなネガティブな要素を全部払拭するレベルの最高すぎるアルバム!完全に大逆転ホームラン!
全曲が名曲だし続けて聞くことでまた新たな感動があるという本当に最高のアルバムを作ってしまいましたね、RYUTistさん!
何かいい音楽ある?って思ってる人がいるなら、これを聴いてください!って言いたくなります。
まさに2020年の大傑作!大名盤!とにかくみんな聞いてくれ!RYUTistよどこまでも行け!
どうか一人でも多くの方に届きますように…
ところでこの日、タワレコでたまたま出会ったふりずのさんは、アルバムを100枚購入した猛者でした。
ひとまず、MVが公開されているものを紹介していくので、興味ある方は試しに聞いてみてください。