舞い上がる。

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ちひろBLUESこと熊谷千尋のブログです。

てんゆう花「木村セツ 新聞ちぎり絵原画展」見に行ってきました。

2024-07-16 21:44:38 | Weblog




7/16(火)、新潟市北区にあるギャラリー「てんゆう花」に初めて行ってきました。
先日、7/12(金)に北書店の里山社の清田麻衣子さん、「阿賀に生きる」の旗野秀人さん、映像作家の小森はるかさんトークベントで、ここの「木村セツ 新聞ちぎり絵原画展」を紹介されたのです。

実際に行ってみて初めて知ったのですが、この「てんゆう花」を作ったのが旗野さんということで、小森さんも何度か訪れているとのこと。
そして木村セツさんは奈良の方で西日本で展示をしている中で福岡の清田さんと出会い、そこから旗野さんの紹介で初の新潟での個展が実現したとのこと。







そんな木村セツさんのちぎり絵は、新聞やチラシから、身近な食べ物などを描く。
いちごケーキのとろっとしたシロップ、瓶の中で梅が浸かった梅酒の透明感、アップルパイのサクサクした手触り、五目豆の食材の一つ一つの描き分け、ごまドレッシングの容器の中に溜まったごまの一粒一粒、里芋のけば立った皮の質感など、まるで手に取れるようにリアルな質感が美味しそうに表現されていてすごい完成度。

よく見ると元の紙の文字をあえてそのまま使っている遊び心も満載で、それも文字の大きさを変えることで遠近感を表現するなどのこだわりも。
絵の下に添えられた関西弁の飾らない言葉からもユーモアが伝わり、思わず笑顔になるような温かい展示でした。

なんと、木村セツさん、90歳を超えてからお子さんの薦めでちぎり絵を始めて独学で続けてきたそうで、びっくり!
しかも、お子さんのSNSがきっかけで有名になり、今では本を出版したり、こうして全国で展示をするようになったそうで、何歳になっても人間には夢がある!と思える展示でした。







ちなみに、てんゆう花の隣には「ゆう花フェ」という喫茶店があり、てんゆう花の方の息子さんが経営されていました。
この息子さん、前に大西明美さんの演劇を観ていたそうで僕のことも知っていた…!



自然豊かな気持ちのいい場所だったのですが、西区の自分からすると北区は遠い上に、細い田舎道を入って行かないと辿り着けない場所にあったので、教えてもらう機会がなければ絶対に来られなかった場所だなあと思いました。
今度は「てづくり木のおもちゃ展」も開催されるそうなので、また来たいですね。
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