日経新聞では「私の履歴書」欄が有名だ。主に功成り名遂げた財界人が登場する。
これと似たものとして読売新聞の「時代の証言者」欄がある。
対象者は「私の履歴書」よりかなり広く例えば日本アマチュア無線連盟会長が登場したりする。
今連載中なのは自然人類学者長谷川真理子で標題は「進化の謎を探る」となっている。
15回目「遠回りした博士論文」には言いにくいと思われることをはっきり書いていて驚いた(2024.7.27)。
なぜか他に取り上げられていないので、紹介しよう。
(以下引用)
博士号取得を機に、私はサルなどの霊長類の研究と距離を置こうと心に決めていました。
京都大の小西錦司氏が礎を築いた日本の霊長類学会では、「動物は所属する種への帰属意識を持ち、種の存続に有利なように行動し、進化する」という独自の「小西進化論」がなお主流を占めていた状況に失望したためです。
欧米では種の保存説が否定され、動物は自らの生存と繁殖のために行動するという考え方明確になっていました。
何だ北里柴三郎に対して見られた東大守旧派の動きのようなものが京大にもあったということか。
極論すると、とかく京大=正義、東大=悪。東大は官僚養成を宗とし、京大は独創的研究者の養成を一義とするなどのレッテル張り(バイアス的論考)がなされそれを京大関係者は心地よく思っているがホント?と思ってしまう。
なぜならキャリア官僚を目指し、霞が関に入る員数は安定して相当数の全国第2位だし、将来の保証などなどない文学者を目指し、実際に認められる数は東大に比して勝負にならない低水準。
出身の有名人にも過度の自信と他者への見下し的態度が垣間見えて仕方がない人が少なくない。テレ朝の元社員コメンテーター、都知事選で2位になった人、経済と土木を専門にするちょび髭のセンセ、学歴厨ワカッテTVの赤服男性など。
卒業生も在学生もノーベル賞に幻惑されすぎているのではないか。
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