プリウスと風景

私にとっての「銀河鉄道」プリウスで旅へ、そして自由な思考表明をと考えています

パリ・ヨーロッパに横たわる差別-岸恵子さんのお話-

2011年10月23日 | 南ドイツ・スイス・パリの旅
一度、パリに行くともう一度行きたくなる。

厚み・奥行きがあるし、見るだけでも一度ではとても無理。

日本で言えば京都・奈良。

が、所詮観光客、本質的なものは見えないのだろう。

岸恵子さんが、結婚してパリにわたり、ある日女友達二人と靴屋に注文に行った日

のこと。

「足を小さくするという伝統は今も続いているわけですか!」「子供靴専門店にでも行く

か、いっそ植民地に帰った方が早いんじゃないの」など、敵意丸出しの言葉を受けひどく

動揺したそうだ。

連れの女性(たぶんフランス人だろう)は「私の腕をとり、さっと店を出ながら、何よ

このユダヤ人!」と捨て台詞を放ったとのこと。

「人格を否定するようなその屈辱に私はかなり傷つき、同時に西欧の社会に深々と

横たわっているらしい差別や宗教観を捉えてみたくなった。」と述べている。

夫に「見てしまった人は、見なかった前に戻ることはできない」とも言われたそうだ。

ぞっとするものがある。

そういえばハイデルベルクに留学したある女性は「帰れ」と言われたことがあるそうだし

EUの日本に対する制裁・課徴金は異様に高額な気がする。

中国は有力市場だし、韓国はすぐ反論するし、聴くだけでデモ一つできない日本はカモな

のだろう。

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