昨日の夜は、光瀬龍の小説『百億の昼と千億の夜』を読み返していました。
アトランティス王国の文書を求め、ギリシャの哲学者プラトンは旅に出た。
エルカシアで今まで見たことがない高度な文明に出会う。
プラトンはエルカシアの宗主にアトランティスがなぜ滅んだのかを尋ねる。
その場でプラトンはアトランティスを幻視する……。
釈迦国の太子・シッタータは世の無常を嘆き出家する。
トバツ市で梵天王に会い、世界の破滅について質問する。
兜卒天浄土に攻め込み4億年の長きにわたって帝釈天の軍勢と戦う阿修羅王の存在を知ったシッタ-タは阿修羅王に会うことを決意し……。
ナザレの大工・イエスは、大天使ミカエルから言葉を受ける。
それは地球の惑星管理員への任命だった……。
神とはどのような存在なのか?
世界はどのような構造をしているのか?
時とは?
そして私達は何者なのか?
誰もが持つ根源的な疑問を物語に落とし込んだ光瀬龍の大傑作小説であります。
スケールの大きな物語。
面白いですよ。
お勧めです。