狐の日記帳

倉敷美観地区内の陶芸店の店員が店内の生け花の写真をUpしたりしなかったりするブログ

1つのものは1つのものだけで出来ているのでも1つの意味だけで出来ているのでもありません。色々なもの、様々なもの、其々のものが、繋がりあい、結び合い、混ざりあって、1つの物語を作っています。

2020年02月10日 23時30分11秒 | ご近所に関する日記
 本日2月10日は、バグダードの戦いが終結してアッバース朝が滅亡した日で、火薬陰謀事件の実行責任者ガイ・フォークスが首吊り・内臓抉り・四つ裂きの刑で処刑された日で、江戸幕府が町人建議による水路の着工を許可した日で、中国共産党が中国国民党と国民政府の指導権を認めその指揮権に服従することを表明して国民党に第二次国共合作を提議した日で、津田左右吉の『古事記及日本書紀の研究』『神代史の研究』などが記紀を批判し皇室を冒涜しているとして発禁となった日で、自衛隊が行っていた机上作戦演習・三矢研究が衆議院で取り上げられて問題化した日です。
 自衛隊はいきなり想定外の命令を出されてもすぐには動けないのであらゆることを想定して机上作戦演習を行うのは当たり前なのに、それを問題化するっていうのは変な話っすね。どのような机上演習をしたところで命令系統は確立されているのだから問題ないのに。命令系統を破壊するような事柄なら問題化すべきだけど、そうでもないのにね。変な話っす。

 本日の倉敷は晴れでありました。
 最高気温は十度。最低気温はマイナス一度でありました。
 明日も予報では倉敷は晴れとなっております。






 もし、「倉敷とはどのような処なのか?」と誰かに問われたならば、私は「ハイブリッドな処」と答えます。

 倉敷市は、倉敷・水島・玉島・児島・庄村・茶屋町・船穂・真備とそれぞれ歴史や気風や文化が違う地域が合併してしています。
 元々、倉敷市の周辺は天領地としての倉敷だけでなく幾つかの藩の飛び地の領でもありました。
 商人の文化や武家の文化や漁師町の文化や高梁川流域の文化や高梁川流域から入ってくる山の文化が入り混じっている地でもあります。
 倉敷地区は観光地。江戸期だけでなく明治期や大正期の良質な建造物が数多く残っています。そして商人文化の町。水島地区は西日本有数の重化学工業地帯。児島地区は古くからの港町であり学生服・ジーンズのメッカでもある繊維の街。玉島地区は貿易港と新幹線駅を有しています。船穂地区は果樹やお花などの農業が盛んです。真備地区は古代は豪族の下道氏の支配する地域で吉備真備の出身の地でタケノコの名産地で竹細工も有名です。
 医療や福祉が発展している街であり、多くの大学を持つ学園都市としての性格も持ち、岡山市の衛星都市でもあります。
 昔から瀬戸内海の交通の要衝で、今も本州と四国の交通の結節点として機能しています。
 昔から高梁川で北とも繋がっていて、いろいろなものが入り混じっている街といえます。
 江戸期前からの干拓によって干拓された干拓地と太古から存在して古くからの文化を伝える所が入り混じっている町とも言えます。



 弱点は、歴史や気風や文化が全く違う各地区が合併している為に、統一したイメージが作りにくい点と各地区の連携が弱いという点です。
 市としてはかなり面積が広く物理的にも各地区で距離感があります。

 頑固者が多いのも弱点です。
 昔から色々なものが入り混じる場所だったので、頑固者でないと自分のアイデンティティーが消失してしまうという危機感が常にあったのかもしれません。

 住んでいると様々なものを観ることができるので面白い街なのです。




コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 責任を取る者は力を持つが責... | トップ | テレビの議論に本質論はあり... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ご近所に関する日記」カテゴリの最新記事