
もし、「倉敷とはどのような処なのか?」と誰かに問われたならば、私は「ハイブリッドな処」と答えます。
倉敷市は、倉敷・水島・玉島・児島・庄村・茶屋町・船穂・真備とそれぞれ歴史や気風や文化が違う地域が合併してしています。
元々、倉敷市の周辺は天領地としての倉敷だけでなく幾つかの藩の飛び地の領でもありました。
商人の文化や武家の文化や漁師町の文化や高梁川流域の文化や高梁川流域から入ってくる山の文化が入り混じっている地でもあります。
倉敷地区は観光地。水島地区は西日本有数の重化学工業地帯。児島地区は古くからの港町であり学生服・ジーンズのメッカでもある繊維の街。玉島地区は貿易港と新幹線駅を有しています。船穂地区は果樹やお花などの農業が盛んです。真備地区は古代は豪族の下道氏の支配する地域で吉備真備の出身の地でタケノコの名産地で竹細工も有名です。
医療や福祉が発展している街であり、多くの大学を持つ学園都市としての性格も持ち、岡山市の衛星都市でもあります。
昔から瀬戸内海の交通の要衝で、今も本州と四国の交通の結節点として機能しています。
昔から高梁川で北とも繋がっていて、いろいろなものが入り混じっている街といえます。
江戸期前からの干拓によって干拓された干拓地と太古から存在して古くからの文化を伝える所が入り混じっている町とも言えます。
弱点は、歴史や気風や文化が全く違う各地区が合併している為に、統一したイメージが作りにくい点と各地区の連携が弱いという点です。
市としてはかなり面積が広く物理的にも各地区で距離感があります。
頑固者が多いのも弱点です。
昔から色々なものが入り混じる場所だったので、頑固者でないと自分のアイデンティティーが消失してしまうという危機感が常にあったのかもしれません。
住んでいると様々なものを観ることができるので面白い街なのです。
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