狐の日記帳

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『ヘウレーカ』/岩明均

2018年07月27日 18時16分04秒 | 漫画・ゲームに関する日記



 昨日の夜は、岩明均の漫画『ヘウレーカ』を読み返していました。
 古代ローマを舞台にした漫画です。

 紀元前3世紀後半、第二次ポエニ戦争の最中のシチリア島シラクサが舞台。
 シラクサの人々はローマに付くかカルタゴに付くかもめていた。
 そんな中、クーデターが起こり親カルタゴ派が実権を握りローマとの同盟は破棄される。
 市内のローマ人は親カルタゴ派に拘束され何処かに連行される。
 故郷のスパルタを離れシラクサで暮らしていたダミッポスは、恋人でローマ人の娘・クラウディアと共に学者アルキメデスの家に逃げ込むのだが……。
 シラクサには同盟を破棄されたローマ軍が迫っていた……。

 悲劇です。


 岩明均は今『ヒストリエ』を描いていますね。
 『ヘウレーカ』の舞台は『ヒストリエ』の100年後くらいでしょうか。

 乾いた残酷な描写です。
 醒めた狂気と理性が入り混じっています。
 でもって物悲しい。

 面白かったですよ。
 楽しめました。


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