HOTなおちゃタイム

保護猫八匹、21歳のリンをはじめとした楽しい日記をお読みくださいね。

中国の地震と雲南省少数民族と知られざる版画と南画

2008-05-15 15:27:37 | 
北の西の果てのウイグルでのお話を書いたとき、本当は南の東の果て、のチベットや雲南省のことを書くのをプランとして描いていました。がダライラマのことに触れなくてはならないかな?とか考えているうちにチベットの騒動がおき、躊躇してしまいました。
中国四川省で大きな地震が起きました。
今度の地震の震源地近くの成都など、旅行した時の思い出がよみがえってきました。10年位前のお話です。震源地の北に接する陝西省で、泊まっていたホテルの私の部屋のまん前が、工事中で新しくホテルが建つのかしら?とみていました。
夜遅くまで工事の音が響きます。ある日、鉄筋の代わりに竹の割いたものが使われているのに驚きました。同行していた父と眺めたのですが、”ここらは地震はこないの?"と聞いたのですが、、、めったにこないいう返事でした。
学校とか大きい建物が壊れて、耐震性に問題があったのでは?といわれていますが、、、
アバ。チベット族のチャン族が住んでいるとこや雲南省辺りは高地で山ばかりです。そこに張り付くようにある家々は日本の戦前の山奥の村のようでした。
今回の地震で山崩れが起きて孤立しているのは、そういう所に住んでいる少数民族だと、朝日新聞に愛知大学の松岡正子教授が述べておられます。
今日アップしたのも、雲南省昆明で買い求めた
版画、、、タイトル 錦 HEYONGKUN作  少数民族のHAN族の出身です。
絵の下に少し見えるのが、彼の画集です。とてもファンタジックで、今桃源郷といわれる穏やかな山地水明の雲南の自然を多くの作品にしています。秘林シリーズやこの”錦”のように、小数民族を民族色豊かに、且つモダーンに表現されているのは、並々ならぬ才能と国際的な美術感覚を感じさせます。すっかり気に入ってしまいました。画集の中で友人が努力の人と讃えていますが、彼が雲南省美術大学の教授になっていることからしても想像できます。画集がとても立派な物で中国語と英語で書かれているのことからも、彼の、コスモポリタンと評価が伺えます。この地を訪れて初めて、当地がとても絵の盛んなレベルの高いところだったんだー!と知り多分南画の流れがあるのだと悟った次第。中国は懐は深い!
このような人々の被害が少なかれ!と祈るような気持ちです。
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3 コメント

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ありがとう (二宮金子ちゃん)
2008-05-18 13:27:07
アドバイス本当に有難う。涙が出て来た。
今、朝で秋川さんのCDを聞きながらコメントを書いている。
いい絵だね。中国でこんな絵を見られるとは以外だった。micchanは絵の趣味が良いからどの絵も良い。
それで体の具合はどうなの?少しはましになった?
気が付かなくてごめんね。
ところで、女王様に電話して6/10日に京都に行くが京都国立美術館でルノアール展をやっているいるので、行くかと聞くと「行く。行く。美術大好きだ。」と言う。趣味が一致した。家に10号の油絵が沢山ある。
「見来るか。」と言うと「行く。行く。』と喜んでくれた。神戸であったルーブル、西陣織の源氏物語にも言ったそうだ。私は行けなくて残念だった。
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この版画 (hitomi)
2008-05-25 07:30:05
独特でいい雰囲気の版画ですね。よく観ます。

やっぱっり竹ですか。名古屋も断層の上野原発が恐ろしいので明日はわが身とおののきます。

お体、大丈夫ですか。お大事になさってください。
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中国ではびっくり! (micchan)
2008-05-25 10:31:54
西安のメインストリートの中央に、素っ裸のミイラのような人間が仰向けに、手を上に伸ばしたまま動かなかったから、私は死体と思ったけど、誰も注意払わず車がながれていました。通訳の人に言ってもべつに~テ感じでした。
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