大阪には今年の初めに行ったきり、ずっと行っていなくて、本当に久しぶりに梅田芸術劇場に行ってきました。
目的は「ファントム」の観劇。
初演は名古屋で公演があったので、名古屋で観ていますが、今回は東京と大阪のみ。
最初、迷っていたのですが、作品が好きだったのと、しばらく再演されないかもという思いがあって観劇しました。
再演の一報があったのは主演の大沢たかおさんのドラマ「JIN」の放送が終る頃だったので、随分前の事になります。
物語は有名なミュージカル「オペラ座の怪人」と原作を同じくしていて、オペラ座の地下に住むファントムと呼ばれる青年の物語。
「オペラ座の怪人」がファントムとクリスティーヌ、ラウル伯爵の三人の関係がメインなのに対して「ファントム」は彼の親子関係がお話の核をなしています。
ファントムと呼ばれる青年エリックを演じたのは大沢たかおさん。
歌は弱い部分があるのですが、演技力のある方なので、セリフを通して、エリックの心情が痛いほど客席に伝わってくるので、歌の弱さはほとんど気になりませんでした。
ミュージカルなのに歌が弱いのはどうかという方も多いかと思いますが、私は個人的には完璧に歌い上げられても何も伝わらない歌はイヤなので(そういう俳優さんは結構いらっしゃいます)、大沢さんのエリックに対して否定的な感想は持ちませんでした。
舞台上では常にエリックであり、隙を見せない舞台姿が素晴らしかったです。
コスチュームもとても似合っておられましたし、セリフの通りも良い方なので、映像のお仕事が多い方ですが、舞台も時々やっていただきたいなと思いました。
そして、今回、エリックの父親役をされた篠井英介さんの存在がとても大きかったと感じています。
常に抑えた演技でエリックを見守る姿から、父親としての愛情や後悔、その他色々な感情が溢れてセリフを語らなくても存在感がありました。
ですから、二人が親子だと名乗るシーンは感動で、涙が溢れました。
こんな感動の舞台だったのですが、一つだけ残念だったのはヒロイン役の杏さんが、あまり出来が良くなかったこと。
初舞台なので、仕方がないのかもしれないですが、舞台の中央に立つだけの実力は残念ながらまだ、なかったと言わざるを得ませんでした。
でも、作品は大好きなので、又、再演されたらいいなと思ってます。
目的は「ファントム」の観劇。
初演は名古屋で公演があったので、名古屋で観ていますが、今回は東京と大阪のみ。
最初、迷っていたのですが、作品が好きだったのと、しばらく再演されないかもという思いがあって観劇しました。
再演の一報があったのは主演の大沢たかおさんのドラマ「JIN」の放送が終る頃だったので、随分前の事になります。
物語は有名なミュージカル「オペラ座の怪人」と原作を同じくしていて、オペラ座の地下に住むファントムと呼ばれる青年の物語。
「オペラ座の怪人」がファントムとクリスティーヌ、ラウル伯爵の三人の関係がメインなのに対して「ファントム」は彼の親子関係がお話の核をなしています。
ファントムと呼ばれる青年エリックを演じたのは大沢たかおさん。
歌は弱い部分があるのですが、演技力のある方なので、セリフを通して、エリックの心情が痛いほど客席に伝わってくるので、歌の弱さはほとんど気になりませんでした。
ミュージカルなのに歌が弱いのはどうかという方も多いかと思いますが、私は個人的には完璧に歌い上げられても何も伝わらない歌はイヤなので(そういう俳優さんは結構いらっしゃいます)、大沢さんのエリックに対して否定的な感想は持ちませんでした。
舞台上では常にエリックであり、隙を見せない舞台姿が素晴らしかったです。
コスチュームもとても似合っておられましたし、セリフの通りも良い方なので、映像のお仕事が多い方ですが、舞台も時々やっていただきたいなと思いました。
そして、今回、エリックの父親役をされた篠井英介さんの存在がとても大きかったと感じています。
常に抑えた演技でエリックを見守る姿から、父親としての愛情や後悔、その他色々な感情が溢れてセリフを語らなくても存在感がありました。
ですから、二人が親子だと名乗るシーンは感動で、涙が溢れました。
こんな感動の舞台だったのですが、一つだけ残念だったのはヒロイン役の杏さんが、あまり出来が良くなかったこと。
初舞台なので、仕方がないのかもしれないですが、舞台の中央に立つだけの実力は残念ながらまだ、なかったと言わざるを得ませんでした。
でも、作品は大好きなので、又、再演されたらいいなと思ってます。