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きまぐれ雑記

日常の出来事と私の好きなものを思いつくままにゆっくり記していきます

HANAGATA’09

2009-12-26 20:21:42 | 観劇・伝芸
茂山家の若手5人の狂言会「HANAGATA」観劇の為に京都・先斗町歌舞練場へ。



これまでは外部の作家の方が書かれた新作狂言を上演されて来ましたが、今回はメンバーで脚本、演出を担当。
脚本は主に童司さん、演出リーダーは逸平さん。
そのせいか全体の仕切りも逸平さんがされていたような・・・。開演アナとか終演後の誘導とか・・・。


↑チケットの裏面のイラスト


作品は1つの通したお話ではなくてオムニバス形式。
太郎冠者型ロボット(本当はロボットではないんですけど)が登場するお話や「蝸牛」のパロディ、クリスマスが近い(公演日は12月23日)という事で、それにちなんだお話などバラエティに富んだ内容で、楽しませていただきました。

私はやはり「蝸牛」のパロディが一番気に入りました。
山伏をかたつむりと間違えるなんてあり得ない内容の狂言なので、そこを逆手に取っているのが笑えました。


↑公演プログラム

全体的に明るく楽しくて、メンバー全員がお客様を楽しませようとする気持ちの伝わる公演でよかったのですが、あえて言わせてもらうとすれば、楽屋ネタというか内輪ネタというのがあった事。これは観ている人すべてに理解されるかどうかという所があるので避けた方がいいのではないかと感じました。

ちなみに通し狂言で昼夜公演がありましたが、私の観劇は昼のみでした。
時間があれば、昼夜観たかったです・・・。
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2009 茂山狂言会

2009-11-10 21:50:32 | 観劇・伝芸
先月の末日、京都での観劇のお話。

この日は久しぶりの観世会館での狂言鑑賞。
今回は、茂山宗彦さんと茂さんの舞台生活30周年記念で「花子」開曲の狂言会でした。


実は名古屋公演があって、私としてはそちらの方が近いのですが、どうしても日程が合わず無理だったので京都に行く事にしました。
本当ならお2人の舞台をそれぞれに拝見したかったのですが、これもまた日程の関係で茂さんの披きのみの観劇でした。

披きの公演というのは演じる側も観る側もどこか緊張感に包まれるのですが、やはり狐の披きに比べるとどこか和やかムード。演目的に安心できる内容なのもありますし、実は本当の披きは数日前の東京だったという事もあったのかも・・・。

この日は10月にしてはかなり暑い日で、日傘を差しながら観世会館に到着。
しっかりお気に入りの茂山逸平さんにチケットをもぎっていただき脇正の自席につきました。

「花子」は歌舞伎の身代わり座禅の元といえる曲で男の浮気話。
男が浮気相手の花子の元へ行くための夢見が悪いので持仏堂で1夜座禅をするとウソをつき太郎冠者に代わりさせて出かけるというお話。
前半は女房や太郎冠者との会話が中心で、後半は男の独演で謡が中心となります。

いつもは肩の力を抜いて飄々と演じておられるイメージの強い茂さんですが、この日の第一声はかなり力強くて、印象が違う。
このペースで最後まで行くのはちょっと大変なんじゃないかなといらぬ心配をしてしまう程。
でも、前半はこのハイペースなまま快調に進んで、会話に笑いを誘われます。

後半もなかなか良いペースで進んで、これなら大丈夫かもと思っていましたが、やはりちょっとバテたかなと思える所が謡などに少し出てきてしまったのが残念でしたが、全体的には良かったんじゃないかと思いました。

この「花子」。同じ曲なのに野村家と茂山家のものでは全く印象が異なる曲の一つ。
もちろん流派が違うと言われればその通りなのですが、茂山家の狂言が「面白くて美しい狂言」であり、野村家が「美しくて面白い狂言」だといわれるのが如実に表れているように感じるのです。

「花子」以外の番組も女性が登場する曲でしたが、やはり「花子」の女房役をされた七五三さんが飛び切りでした。
七五三さんは型が美しいのは言うまでもありませんが、身長は高い方ですし、声質とかはどう考えても男性なのに「こういう女の人いるよなあ」と思える所が凄いなと毎回思います。
最近、七五三さんの女性役を観る機会がなかったので、「花子」に披きとともに楽しめて、充実の狂言会となりました。
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