演劇好きの私はこの3月も東京での観劇予定があった。
そこに起こったのが今回の地震。私がチケットを持っていた月後半の公演はすべて中止になってしまった。
これだけの被害が出て、首都圏も電力需給などで混乱が続いているので、中止される事に対しては、何も不満はないし、当然だとも思える。
でも、本音を言えば少し淋しい。延期だったらと思わないでもない。
しかし、大きな劇場の上演スケジュールは2~3年先まで決まっているのは周知の事実で、延期が無理な事はわかってはいるのだけど。
公演中止の払い戻しはこれまでにも数回経験していて、その時の方が腹に入らない理由だったりしたのだけど、今回は中止に至る経緯が劇場によって色々だった事もあって、個人的には考える所があった。
まず、思ったの公共的な劇場と民間が運営している劇場とは対応の速度が違っていた。
それは利益を考えなければならない企業とそうではない場合の相違なのだと思うし、それだけではなく、劇場で働く人たちや出演者やスタッフさんの作品への思いも絡んでいて決断が遅れたのだとは思う。
ただ、どの劇場もHPで最新の情報を発表しますという姿勢だったが、すべての人が必ずしもHPを常に見られるわけではないし、当日になって中止を発表している公演もあった。
首都圏の人ならば、当日に発表されても対応はできるかもしれないが、そうでない人間は当日に発表されてもなかなか対応できるものではない。
東京でしか上演されない作品が数多くあるために、全国各地から観劇のために東京の劇場に足を運んでいる人達がたくさんいることは劇場の関係者は知っていると思うが、今回の対応を見ているとその辺りの配慮が欠けていたのではないかと感じた。
実際に公演があるとあったので新幹線に乗ったという関西の方のツイートなども目にしている。
公演のチケットは払い戻されるとしても、行き帰りの交通費は戻って来ない。自己責任だと言われればその通りかもしれないが、その公演が観たくてチケットを購入しているのだ。公演が行われると告知されれば、無理をしてでも出かけるのは普通だと私は思う。
劇場まで行って、今日は中止ですと言われても、釈然としないのではないだろうか。
幸いにも私は寸前の所で中止がわかり(名古屋駅で新幹線に乗る前
)、そのまま引き返した。
乗車券などは旅行会社で手配してもらったものだったので、当日だったにもかかわらず特例が出ていて全額払い戻してもらえたが、何だかとても考えさせられる日々だった。
こんな事でグチを言っていては被災者の方々に申し訳ないとは思うけれど、毎日、ネットで情報を探し求めるのって本当に大変で疲れました。
そんな中で、上演再開に踏み切った、東京芸術劇場の「南へ」。
その再開にあたって寄せられた野田秀樹さんのメッセージを読んで、私は涙が溢れた。
きっと、再開するのも大変な決断だったとは思うけれど、そこには演劇を愛する人の思いが詰まっていて、演劇ってやはりステキだと思えました。
そして、今、私は誰もが笑顔で舞台を楽しめる日が1日も早く戻ってくる事を祈っています。
そこに起こったのが今回の地震。私がチケットを持っていた月後半の公演はすべて中止になってしまった。
これだけの被害が出て、首都圏も電力需給などで混乱が続いているので、中止される事に対しては、何も不満はないし、当然だとも思える。
でも、本音を言えば少し淋しい。延期だったらと思わないでもない。

しかし、大きな劇場の上演スケジュールは2~3年先まで決まっているのは周知の事実で、延期が無理な事はわかってはいるのだけど。
公演中止の払い戻しはこれまでにも数回経験していて、その時の方が腹に入らない理由だったりしたのだけど、今回は中止に至る経緯が劇場によって色々だった事もあって、個人的には考える所があった。
まず、思ったの公共的な劇場と民間が運営している劇場とは対応の速度が違っていた。
それは利益を考えなければならない企業とそうではない場合の相違なのだと思うし、それだけではなく、劇場で働く人たちや出演者やスタッフさんの作品への思いも絡んでいて決断が遅れたのだとは思う。
ただ、どの劇場もHPで最新の情報を発表しますという姿勢だったが、すべての人が必ずしもHPを常に見られるわけではないし、当日になって中止を発表している公演もあった。
首都圏の人ならば、当日に発表されても対応はできるかもしれないが、そうでない人間は当日に発表されてもなかなか対応できるものではない。
東京でしか上演されない作品が数多くあるために、全国各地から観劇のために東京の劇場に足を運んでいる人達がたくさんいることは劇場の関係者は知っていると思うが、今回の対応を見ているとその辺りの配慮が欠けていたのではないかと感じた。

実際に公演があるとあったので新幹線に乗ったという関西の方のツイートなども目にしている。
公演のチケットは払い戻されるとしても、行き帰りの交通費は戻って来ない。自己責任だと言われればその通りかもしれないが、その公演が観たくてチケットを購入しているのだ。公演が行われると告知されれば、無理をしてでも出かけるのは普通だと私は思う。
劇場まで行って、今日は中止ですと言われても、釈然としないのではないだろうか。
幸いにも私は寸前の所で中止がわかり(名古屋駅で新幹線に乗る前

乗車券などは旅行会社で手配してもらったものだったので、当日だったにもかかわらず特例が出ていて全額払い戻してもらえたが、何だかとても考えさせられる日々だった。
こんな事でグチを言っていては被災者の方々に申し訳ないとは思うけれど、毎日、ネットで情報を探し求めるのって本当に大変で疲れました。
そんな中で、上演再開に踏み切った、東京芸術劇場の「南へ」。
その再開にあたって寄せられた野田秀樹さんのメッセージを読んで、私は涙が溢れた。

きっと、再開するのも大変な決断だったとは思うけれど、そこには演劇を愛する人の思いが詰まっていて、演劇ってやはりステキだと思えました。
そして、今、私は誰もが笑顔で舞台を楽しめる日が1日も早く戻ってくる事を祈っています。
