そんなこんなで、私ができた。

わたしの製造過程。さて、構成要素は?

『名古屋ゆかりの和泉流~狂言づくし~』

2007-08-20 18:42:50 | 鑑賞その他
2007/8/18 名古屋能楽堂 開館10周年記念、名古屋ゆかりの和泉流 狂言づくし
昼の部:「戎毘沙門」、「千鳥」、「山車争」(新作)
席:A席・脇正面(今度は正面で観たい!)

予備知識は皆無に等しかったけれど、予想以上に面白く見られて良かった。
候文も慣れたらすらすらと耳に入ってきたので、全く抵抗もなく、笑いどころはしっかりと笑える。

床(?)の下に音響設備が入っているらしく、些細な足音も捉えており、
足音の大きさ一つで演者の軽やかさも全く違ってくることに驚いた。
足音を大きくして飛び上がれば迫力があるし、足音無く飛び上がるとふわふわっと浮いたようにも見える。


第一の目当てだった野村萬斎は太郎冠者として「千鳥」に出演。
太郎冠者が酒屋からなんとかして酒を盗もうとする話(有名だそうです)。
太郎冠者と酒屋の遣り取りが滑稽で笑いに溢れていて面白い。ち~りちり、が頭から離れん。

萬斎は「所作にキレがあって良い、真面目で将来が楽しみな人」と一緒に行った祖母が言っていた。
確かに、まだ若い分、はきはきしていたような気がする。身のこなしが軽い。

逆に声なんかは「戎毘沙門」に戎として出ていた、野村小三郎のほうが深い。
年輪の差なのかしら。堂内にとても綺麗に響いていたような気がする。


とにかく、面白かった。これならまたぜひ見たい。

最新の画像もっと見る

post a comment