日本の蚊帳、マラリアの感染を救う(後編) 2017年09月01日 | 外国 苦労を重ねてできあがった蚊帳を外務省のODA(政府開発援助)担当者やJICA(国際協力機構)に説明したが、その良さは理解が難しく、反応は鈍かった。川崎は現地でこの蚊帳の効果を実証することが必要と考え、「小規模援助」に着目した。各途上国の日本大使が少額の人道支援を大使権限で実施できるという仕組みである。 この仕組みを使って、5年ほどの間に43カ国にわたって、数十帳から時には千張もの . . . 本文を読む