有川浩さんの小説は心がじんわりと温かくなり、読んだ後はほっこりするものが多い。
主要な登場人物には“悪人”がいなく、基本的にハッピーエンドになっています。
それで物語の展開や登場人物は面白くないのかと言えば、そうではありません。
映画「阪急電車 片道15分の奇跡」では、結婚話の破局から入り、主人公の32歳のOL・翔子(中谷美紀さん)は婚約者から別れ話を . . . 本文を読む
人間が「さわやかに生きている」と言えるのは、どのようなときでしょうか。そのための条件を挙げてみましょう。
第一の条件――潔さ(いさぎよさ)
まず、「潔さ」ということを挙げたいと思います。
現代では、潔い人をあまり見かけなくなりました。弁解や言い訳が多くて、なかなか反省ができず、非常に理屈っぽくなっているのが現代人の特徴です。
したがって、「自分は、弁解や言い訳をする傾向が少し強くなってきた」と感じたときには、潔さということを思い出してください。 . . . 本文を読む
幕末の英雄たちに大きな影響を与え、30歳の若さで散った吉田松陰。
高杉晋作、伊藤博文など多くの志士に影響を与えた幕末の思想家、吉田松陰は2度捕まって牢に入れられています。1回目は、ペリーの黒船が来航した24歳のとき。アメリカへの密航を企てたものの失敗し、牢に入りました。
2回目は29歳です。老中の暗殺計画を立てたために藩にとらえられ、30歳で江戸に移送。本来は別件で江戸に呼ばれたのですが、問われてもいない老中の暗殺計画を自ら白状して、処刑されました。 . . . 本文を読む
「至誠にして動かざる者は、未だこれあらざるなり」と言われています。これは孟子の言葉ですが、吉田松陰が好んで使った言葉の一つです。
「真心でもって動かせないものなど、世の中にはないのだ」ということを知っていただきたいと思います。 . . . 本文を読む
昨日に発生したダッカ襲撃事件に巻き込まれ、お亡くなりになった皆様に哀悼の意を表します。
今回のブログはこの事件を念頭に置いたものではありません。テロに正義はありません。誤解がないようにご了解ください。
私たちは、通常「正義」という名で呼んでいるものの中身を深く考えることなく正義という言葉を使い、また聞いてきたでしょう。ただ、この地球時代の今、世界で使われている「正義」という言葉 . . . 本文を読む