(得意科目を見れば職業適性が分かる)
特に、若い人の場合、いちばんの悩みは、やはり将来の職業に関することでしょう。
学校の勉強をしているさなかにおいても、「自分は、どんな職業で成功するか。どのように将来を設計していくか」という、将来の職業設計で悩んでいる人は多いだろうと思います。
さらに、「今、学校でしている勉強は、直接、職業にはつながらない。英語、数学、理科、社会、現代国語、古文など、いろいろと勉強させられるけれども、これらは、そのまま職業につながるものではない。自分の目指す職業には関係のないものがたくさんある」という、学校のカリキュラムに対する不満もあるだろうと思います。
ただ、「全国の生徒が同じようなカリキュラムで勉強しているにもかかわらず、得意科目と不得意科目が出てくる」ということは、「学校で勉強をしながら、実は、自分の将来の職業選択をしているのだ」と考えることができるのです。
たいていの場合、職業として向いているのは自分の得意科目の方向です。「好きこそものの上手なれ」と言いますが、好きなもののほうに、だいたい自分の適性があると考えてよいのです。
例えば、「英語がとても好きで、英語を勉強していると楽しい」と思うならば、やはり英語に関係のある職業へ行くと、成功する可能性は非常に高いでしょう。
また、「数学がとても好きで、やめられない。数学を勉強していると、本当に知的な快感がある」という人は、数学を使う職業に行くのが良いかもしれません。
あるいは、「勉強のほうは駄目だけれども、体育には自信がある」という人は、体を使うような職業を考えたほうがよいでしょう。
学校のカリキュラムに不満を持つ人もいるかもしれませんが、「得意科目と不得意科目の違いが出ることは、将来の自分の進むべき道を教えてくれているのだ」と考えることです。得意科目と不得意科目のバランスを見て、「自分の運命はどのようなものか」ということを読み取っていただきたいと思います。
---owari---
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