同じ家族として過ごした親子なのに、
どうして気立ても、
才能も違っていくのだろうか。
魂の違いといってしまえば、
それまでなのだが、
どうしても、
この世では親子の秩序が、
優先するような気がして、
納得がいかないものだ。
旧(ふる)い言葉では、
「鳶(とび)が鷹(たか)を生む」
ということもある。
平凡な親から非凡な子が生まれるたとえだ。
逆もまた真なりで、
非凡な親から平凡な子が生まれることもある。
あるいは運命のいたずらかとも思うが、
光が強ければ、
闇もまた強し、という気がする。
ただ、単に、
上下の問題だけではなく、
異質としかいいようがない場合もある。
とにかく世の中は一筋縄(ひとすじなわ)では行かぬ。
いっそのこと家族を、
動物園にたとえて、
上下(うえした)ではなく、
違いを楽しんだ方がよいかもしれない。
違いがあるから、生まれてくる意味もあるんだ。
---owari---
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