(仕事や勉強がはかどらないなら、体力が落ちている可能性がある)
学生時代においては、「頭を鍛え、体を鍛え、勉強にスポーツに頑張れ」と言われますが、実は、これは人生の基本型です。
ただ、社会人になっても、それを続けられる人は少なくなってきます。社会人になると、仕事でかなり疲れますし、仕事以外の残り時間で、「頭も鍛え、体も鍛える」ということは非常に難しいのです。
よほど忍耐力があり、根性がなければ、続くことではありません。
ただ、それを心掛けている人は、だんだん、ほかの人との差が開いてきます。それは確実に言えることです。
二十代、三十代以降で、「本が読めなくなったな」「仕事がはかどらなくなったな」と感じるようになったら、体力が落ちている可能性が極めて高いので、何らかのかたちで、自分にできる運動を生活に組み入れていくべきです。
学生時代は、体が強く、たいていは一晩寝れば体力が回復するので、「疲れる」ということが分からないのです。
「頭が疲れる」という感覚も同様です。若い人でも、頭が疲れる感じが分かる人もいるかもしれませんが、やはり一晩寝ると回復するので、普通の人は分かりません。
若いころには、「頭が疲れる」という感覚はあまりないかもしれませんが、一定の年齢を超えると、勉強をしすぎて頭が疲れてくる感覚が分かるのではないでしょうか。
散歩やその他の運動を適度に入れないと、難しい本などが読めなくなります。体をほぐして血流を良くしないと、勉強を続けることができなくなるのです。
「自分は、知的な仕事に就いているから、体のほうは考えなくてもよいのだ」と、体力を軽視してはいけません。肉体的な基礎を、きちんとつくり続けなければ、知的活動もやがて止まってしまい、年を取るのが早くなるのです。
---owari---
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