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日本が世界のリーダーとなるために(後編)

2023年01月21日 | 日本
(各国の独自性を生かしつつ、共存していく道を選ぶ)
私は、それぞれの国が、独自の政治や文化を守り、独立して存在することは、基本的に、よいことだと思います。単一政府によって世界を支配するようなことが正しいとは思いません。それぞれの国の文化や政治を生かし、独自に自治を行いながら栄えていくことが望ましいと思うのです。

基本的な「心の教え」、全宇宙的に共通する「心の教え」については、全世界の人々が学ぶべきでしょうが、それぞれの国においては、独自の自治を行っていくのがよいと考えています。

その意味で、すべてを同じ政治体制で固めようとすると、ものすごく無理が生じます。これは、平等が行きすぎた場合の悲劇です。

ギリシャ神話に、「寝台の上に旅人を寝かせ、その寝台から旅人の足がはみ出したら、足を切る」という話がありますが、全部を同じに揃(そろ)えようとすることには、やはり無理があります。それぞれに長短があるので、それぞれの国の独自性を生かしながら、共存していく道を選ぶことが大事です。

それは、日本でいえば、天御中主神(あめのみなかぬしのかみ)の発展・繁栄の教えと、天照大神(あまてらすおおみかみ)の調和の教えを融合させれば、可能なことなのです。

つまり、全体では、「調和しよう」と努力しながら、個別には、「伸ばせるところはどんどん伸ばしていこう。強くしていこう」と考えることが大事です。

その意味で、日本的な考えには、反省して、やり直すべきところはあるとしても、世界の人々への指導原理として発信できるものは、まだまだあるのではないかと思っています。近代的要素や、現代的な考え方は取り入れていかなければなりませんが、アジアの人々のみならず、全世界の人々に教えられるものは数多くあると思います。

今、この国に最も必要なものは何かというと、やはり、本当の意味で世界から尊敬を集めるような宗教の存在です。それがあれば、この国には、さらに未来が開けますし、三千年の歴史を持つ国として、本当に世界のリーダーになっていけるのです。

現在、アメリカという国は非常に強い力を持っていますが、歴史的には、わずか二百数十年の国なので、本当は未経験のことがたくさんあるのです。日本は、それよりずっと以前から、さまざまな文化を経験してきています。まだ十分に世界に知られてはいませんが、教えるべきものは数多くあると思います。

---owari---
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