(インスピレーションは努力する人のところに降りる)
外国の諺(ことわざ)に、「悪魔は、人間を怠け者にしようと狙っているものだが、怠け者は、自分のほうから悪魔を引っ張り出してくる」という意味のものがあります。すなわち、「怠け者は、堕落への道を行きたくてしかたがないかのように、悪魔を呼び込んでしまう」ということです。
悪魔がいちばん嫌いなのは、コツコツ型の勤勉なタイプです。謙虚で、うまずたゆまず努力を続けて、着実に精進していくタイプの人間が、悪魔は最も苦手なのです。
そういうタイプの人間は、悪魔とはどうしても波長が合わないわけです。
「自分を律せよ」「努力せよ」というのは、それは悪魔から身を護る方法でもあるのです。努力の意味は、そこにもあるのです。
そのように、努力して向上への道を歩んでいる人に対しては、悪魔は近寄りがたいものですし、高級諸霊は「何とかして導いてあげたい。道を開いてあげたい」という気持ちをいつも持っています。
高級諸霊からの他力の一つにインスピレーションがあります。
例えば、事業家、企業家であれば、あるときに新しい事業のアイデアがひらめいたり、研究者であれば、ずっと研究していたことの解答の糸口が見つかったり、小説家であれば、面白いストーリー思いついたりします。
そのように、インスピレーションが臨んで、いろいろな職業上の発見や気づきを得ることがあると思いますが、インスピレーションは、やはり、常日頃から努力している人のところによく降りてきます。
たまたまポンと降りてくることも、一生のうちに一回か二回ぐらいはあるかもしれませんが、コンスタント(安定的)にインスピレーションを受けられるタイプになろうと思ったら、やはり、水面下の努力を積み重ねていくことが大事です。
---owari---
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