このゆびと~まれ!

「日々の暮らしの中から感動や発見を伝えたい」

愛の生涯

2017年02月01日 | 人生

人生というものを、素晴らしい発見の連続と捉えていくときに、

充実感があり、世の中がすべて光って見えるようになったときに、

あなたがたの人生は、

あなたがたの生涯は、

まったく素晴らしい一幅の絵ともなるであろう。

そういう一幅の絵ともなるべき生涯を送っているということが、

すなわち、また愛の生涯を送っているということでもあるのだ。

 

そう、この時代に、そのような素晴らしい生涯を生きている人が、

どれほど少ないことであるか。

あなたがたの多くは、

ミレーの「晩鐘」という絵を見たことがあるであろう。

あの黄金色の夕日のなかで働く人たちの幸福感を、

感じ取ることができたであろう。

そのように、一幅の絵ともなるべき愛の生涯を、

あなたがたは送らねばならないのだ。

そうした絵が、数多く、

この人類という名の美術館に掛かってゆくことこそが、

素晴らしいことであるのだ。

みずからの人生を美しきものとせよ。

みずからの人生を素晴らしき名画とせよ。

それもまた愛である。

世の中に、「生きていてよかった」と言えるような生涯を、

数多く、つくり出すことだ。

世界に六十億の人が住んでいても、

六十億人が、まったく同じ絵を描くことはない。

彼らの人生の絵柄は一人ひとり違う。

しかし、大事なことは、

数多くの絵が描かれるということではないのだ。

そのなかに、素晴らしい名作が描かれてゆくということなのだ。

あなたがたは、勇気を持って、

絵筆で、キャンパスに、みずからの人生を描き込んでゆきなさい。

「この時代に、こういう人生がありえた」ということを、

描き込んでゆきなさい。

美しいままに生涯を閉じてゆくことを、希望としなさい。

そして、愛の生涯を、人生の理想としなさい。

(仏法真理)

 

---owari---

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