このゆびと~まれ!

「日々の暮らしの中から感動や発見を伝えたい」

己自身を知れ

2018年02月26日 | 人生

世の中には、まだまだ愚かなる者は数多い。

愚かなる者の一つに、自分を知らぬ者がある。

自分自身を知らぬ者がある。

自分自身がいったい何者であるかを知らず、

そうして、得々としている者があるのだ。

 

しかし、私はあなたがたに繰り返して言っておこう。

たとえ、何万巻の書物を読むとも、

たとえ、全世界を旅行してまわるとも、

己自身を見極めることができなければ、

その人は智者とは言わないのである。

 

たとえ、いかほどの知識を詰め込もうとも、

たとえ、生き字引となろうとも、

たとえ、ありとあらゆる地域を旅行し、踏破し、

全世界を経巡ったとしても、

己が心を知らず、己が本質を知らぬ者は智者とは言わないのだ。

 

逆に、その知識拙くとも、その見聞狭くとも、

よく己の心を知り、

よく己の心を治め、

その自分自身を知りえた悟りは、智者たるに足る。

 

人よ、

その順序を間違えてはならない。

まず、己自身を治めるということが大切なことであるのだ。

己自身を知り、己自身をよく治めるということなくば、

いかほど費用をかけ、いかほど月日をかけ、

いかほど多くの人の力を借りて、

どのような業績をあげるとも、それは智者であるとは言わない。

 

よく、己自身を知れ。

己自身を知ることのなかには、

己自身が仏の子であるという事実を知ることを含む。

いかに、この世的に他の人びとから尊敬さるるとも、

己のその身、その魂が、仏より与えられたるものであることを知らず、

己の内なる仏性に気づかずに生きたる人間は、

決して智者と呼ばるることはないであろう。

 

よくよく、あなたがたに言っておくが、

まず、自分をよく知っている人間となれ。

それを、まず最初の目標とせよ。

 

自分を知ることなく、世界を知ったといくら言おうとも、

他の人をいくら知ったと言おうとも、

それはあなたが賢いということにはならない。

 

自らを知ることなくして、いくら他の知識を集めたところで、

愚かであると言わざるをえない。

(仏法真理)

 

---owari---

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