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チャレンジする姿勢が未来を拓く④

2023年01月25日 | 人生
(「楽天家で自家発電をしていくタイプ」がリーダーに向く)
客観的にはよくない場合であっても、物事をいつも機嫌よく考えるタイプの人は、秀才型の人からは、頭が少し粗雑なように見え、「楽天家で、失敗しても気にしないような、やや雑な頭を持っていて、毎日をご機嫌で生きているのだろう」と思います。

ただ、起業家として、たとえ小なりといえども「一国一城の主(あるじ)」となり、数十人の社員を率いて、会社を引っ張っていくとなると、実は、そういう「ご機嫌タイプ」のリーダーのほうがよいのです。五十五点でも、「ああ、半分を超えた。成功だ」などと言う人のほうが、どちらかというと、多くの人がついていきやすいところがあります。

それに対して、「九十五点を切ったら、絶対に許せない」という感じで怒りまくるような社長の下では、働くのがつらくて、毎年、辞表の山になります。「俺はできるのに、どうして、おまえたちはできないのか」と責め立てられると、社員たちは、とてもついていけないのです。

例えば、芸術家には、「自分独りで絵を描いているのはよいが、人に教えるのは無理だ」という人がいますし、写真家にも、「自分独りで写真を撮っているのはよいが、人に写真の撮り方を教えるのは無理だ」という人がいます。

そういう人には、他の人を見て、すぐに、「ああ、この人は駄目だ」と言ってしまうほど、厳しい目で人を見る癖(くせ)があります。

したがって、楽天家タイプで、本人が希望しているよりも悪い結果に終わったり、「絶対に受かるよ」と言っていて落ちたりするような子供であっても、それで終わりではありません。意外に、そういう子供のなかから、起業家や、強い個性を生かして、新しいものに挑戦するような人が出てくるので、まんざら見捨てたものではありません。

特に、悪い結果が出たときや調子が悪いときに、自分で自分を励ますことのできるタイプの子には見どころがあります。「僕は、また次に頑張るよ」「私は、次に頑張るから、任せておいて」などと言い、親にあまり迷惑をかけずに生きていく人たちです。

こういう、楽天家で自家発電をしていくタイプの子供には、けっこう見どころがあるので、もし学校秀才ではなかったとしても、「この子には何かよいところがあるかもしれない」という見方をしてあげてください。
そういうタイプは、リーダーに向いていて、わりあい成功するのです。

---owari---
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