蝉の声

火傷しそうなくらい　日差しの強さに驚く

意識が朦朧としてきて　頭が真っ白になる

気がつくと蝉の鳴き声が　聴こえてきた

短い人生を　惜しむかのように　無心のなき声

暑いからといって　時間を無駄にしてはいけないなって

心の底から思う

去年の夏と暑さは全然変わらないけど

去年の自分と比べたら、少しは進歩したかな

いや、随分と変わったと思う

そして　来年はもっと変わっているだろう

あと何年生きられるかはわからないけど

蝉の声に励まされながら　

雪だるまは　自分の弱い心と戦い続ける

夢に向かって