座間洋らんセンター専務の小部屋

座間洋らんセンターの専務が洋らんやお花たちに囲まれて巻き起こる出来事を徒然なるままに書き綴ります。

シカゴでの思い出、Blc. Hausermann's Holiday 'Chrismas'

2016-10-10 22:39:37 | 日記



Blc. Hausermann's Holiday 'Chrismas'


専務が大学を卒業した年、夢と希望を抱きアメリカのイリノイ州シカゴへ飛びました。

当時、世界一のカトレアの育種家、ハウザーマンさんの所へ伺うためです。

大昔、ブローカーから父が買ったインボイスに書いてあった、住所と電話番号を頼りに、FAXでアポを取り(返信が無かったのでアポは取れていなかったのですが、、、)、飛行機に乗りました。


当時、日本からレンタカーを予約するには25歳以上でなくては車が借りれませんでした。

なので専務、シカゴの本屋さんで地図を買い、最寄りだろう駅まで電車で向かい、そこから約10Km徒歩で地図を頼りに歩いて蘭園へ向かいました。

写真の花は、その時に買ったカトレア。


クリスマスの個体名ですが、日本ではいつも10〜11月に咲いてきます。

当時のジーン ハウザーマン社長は3代目、ご長男はシカゴの町で銀行員だったかな?、なので次男が私の一歳年下で、手伝いをしていました。


座間洋らんセンターは、今年で創業37年。

ロゴにもあるように、スタート時から経営の中心はカトレアでした。

よく業界内外から、なぜ胡蝶蘭を初めたのか?質問されます。

色々と理由はありますが、このハウザーマンさんが大きな理由を持ってました。


アメリカ式のカトレア栽培を研究し、大量の苗や株を予約、注文した後で、3代目ジーンハウザーマンに、専務はカトレアでの夢を熱く話ました。

すると、帰りに駅まで送ってくれた車の中で、ジーンハウザーマンは言いました。


『Mr.加藤、あなたのカトレアへの情熱はとても素晴らしい。

でも、世界が求めるのはカトレアではなく、胡蝶蘭だ。』


えっ、


沢山、カトレアの苗買った後よ、なう。


シカゴやアメリカ東海岸での蘭の動向、そしてその秘密。

そして、次にアポを取っていた、取っていたつもりだった、カルフォルニアの蘭園の名前が、彼の口から出てきました。

アメリカの蘭の秘密が、カルフォルニアにある。


色々な思いを抱き、一路サンフランシスコへ向かった事を思い出す、ハウザーマンホリデーでした。