ルーヴル美術館にある彫刻のほとんどはエジプトなどの外国のものです。
大英博物館でも同様な収蔵傾向です。
列強各国が強欲に植民地や未開発国から優れた歴史遺産を強奪してきた様が窺えます。
現地に置いておけば密輸されたり破壊されたりしていたかもしれませんが、
だからと言って、これで良いのかな? と考えてしまいます。
ボールに前足を置いたラインの表情も思いなしか愁いを含んでいるように見えます。
「俺の居場所はここではない!」とでもいいたそうです。
彼は見世物ではなく、崇められ尊ばれる存在だったのですから。
この会談をヴィーナスは上がればもうすぐです。