夕方4時30分を過ぎ、夜の帳がおりはじめた頃、
ふと空を仰ぎ見ると
上弦の月。
ちょっと寂しげな月影です。
昨日とは打って変わって、寒さが身に沁みた今日一日。
マフラーをぐるりと首に巻いて、「早く帰ろ」っと。
ようやく銀杏が色づいてきました。
我が生活圏の青梅街道(杉並区内)も、黄金色に華やぎ、
行き交う人の足どりも軽やかです。
季節の移ろいを知らせてくれる銀杏並木。
普段は裏道を往くわたしも
このときばかりは、表通りを歩きます。
高島屋からブリッジを渡って、新宿駅南口へ戻る時は
新宿サザンテラスのプロムナードを歩きます。
椰子の木にイルミネーション?
いえいえ、椰子型のイルミネーションにしているのです。
面白い発想ですね。
これは、青色発光ダイオートでしょうか。
(下の写真)甲州街道に架かる陸橋から
西新宿の高層ビル群を望みます。
昼間は決して綺麗とはいえない街も
夜景は、ロマンチックに変身してしまいます。
新宿駅南口は、クリスマスイルミネーションの人気スポットのひとつ。
今年も高島屋タイムズスクエアと、JRの線路をへだてた
サザンテラスに、光の回廊が現れました。
写真は、高島屋の線路側のデッキ。
よく見ていると、「サーカス」をテーマにした電飾であることがわかります。
が、そんなことはどうでもいいような様子で
そぞろ歩きを楽しむカップルたち。
下の写真は、ライオン?の火潜りのようです。
手前のデッキからは、
ガラスを隔てて、JR新宿駅のホームが見えます。
その上はガラスに映った、店内の人影。
繁華な街中でも、こんな空間があると、ほっとした気分になります。
ことしは、我が家の白樺がみごとに黄葉しています。
札幌から持ち帰った鉢に、実生から成長して
今では、二階の軒に届かんばかり。
木漏れ日の下で、ぬくぬくと日向ぼっこです。
今年もあと数日で師走。
街では、早くもクリスマスの飾りが見られるようになりました。
神奈川県小田原市にある
某リゾートホテルに立ち寄ってみました。
外は晩秋の風景ですが、ロビーは巨大なクリスマスツリーで華やいだ雰囲気。
飾り物はみんな果物です。
リンゴの塔はホンモノと見紛うばかりでした。
今年は柿の当たり年なのでしょうか。
あちらこちらで、鈴成りの柿を見かけます。
とくに田舎の風景の中で見る、柿の木には
郷愁をそそられます。
柿の実に、深まる秋を感じるこのごろ。
(河口湖畔で)
河口湖大橋近くのJA北富士物産館へ立ち寄り、
聖護院大根をおみやげに。
富士のご尊顔も雲間に隠れて、秋の一日は暮れてゆきます。
西湖畔の素朴な色合い。
河口湖北岸のモミジのトンネルと並木は
夕陽に照らされ、ひときわ華やぎを増します。
「富士と紅葉」という贅沢三昧の一日。
名残を惜しみながらの帰り支度です。
(2006年11月15日)
刻々とその表情を変える富士山。
うっとりと眺めてしまいます。
下の写真では西湖は小さな池のように見えますが、
ここは端っこ。左手奥に茫洋とした湖が広がっています。
河口湖や山中湖よりずっと静かで、鄙びた雰囲気。
富士山を堪能するにはうってつけの湖といえましょう。
(2006年11月15日)
眺めるたびにちがった表情を見せてくれる富士。
だからこそ、何度でも訪ねるのです。
西湖からの富士が一番美しいという人たちがいます。
富士に抱かれながら、いつまでも佇んでいたい、秋の夕刻。
秋晴れの一日、東京から100kmの富士五湖地方へ。
中央高速河口湖線を走っていくと、
長い裾野をひいて、富士山が現れてきました。
ラッキー!
河口湖畔は「紅葉まつり」の最中。
富士山は大らかで逞しく、そして包容力のある姿で
我々を迎えてくれました。
(2006年11月15日撮影)
区民農園では、菊が元気いっぱいに咲き競っています。
大輪の菊とはちがい、枝をボウボウと伸ばした野性味ある小菊ばかりです。
が、アップで見ると、エレガントに見えますね。
どちらがホンモノなのかしら・・。ちょっと不思議な気がします。
今日は北風が強く、快晴。
東京もようやく秋らしくなってきました。
木々も色づきはじめています。
ベンチでお弁当を広げるカップルを横目に、
善福寺公園の池を一周しました。
そうそう、子どもの頃、ここでオタマジャクシやザリガニを捕まえましたっけ。
風の音だけが聞こえる公園の昼下がりでした。
港区白金台という
都内屈指の高級住宅街にある庭園美術館。
さすがに入口のショップもお洒落です。
一歩中に入るとこんな壁面(上の写真)が。
絵も器も売り物です。
見るだけでも楽しいショップでした。