☆yukarinの映画鑑賞日記α☆

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アーティスト

2012年04月08日 | ★★★★

【THE ARTIST】 2012/04/07公開 フランス 101分
監督:ミシェル・アザナヴィシウス
出演:ジャン・デュジャルダン、ベレニス・ベジョ、ジョン・グッドマン、ジェームズ・クロムウェル

温かい涙、溢れ出す愛。この感動に世界が喝采――

1927年のハリウッドで、サイレント映画のスターとして君臨していたジョージ・ヴァレンティンは、新作の舞台あいさつで新人女優ペピーと出会う。その後オーディションを経て、ジョージの何げないアドバイスをきっかけにヒロインを務めるほどになったペピーは、トーキー映画のスターへと駆け上がる。一方ジョージは、かたくなにサイレントにこだわっていたが、自身の監督・主演作がヒットせず... (シネマトゥディより)


サイレントからトーキーへと変わるころのハリウッドを舞台に、スター俳優の葛藤と愛をモノクロ映像でつづるサイレント映画。監督は『OSS 117 私を愛したカフェオーレ』のミシェル・アザナヴィシウス。第84回アカデミー賞で監督賞、主演男優賞、作曲賞、衣装デザイン賞受賞。

2本立てのやりくりができなくて一日遅れで観てきました。アカデミー作品賞をとったから地元でも上映されたんだと思います。サイレント映画だからなのかモノクロ映画だからなのか、お客少なーいっ。しかも年齢層高し!! しかも昨日のブルース映画よりも小さいスクリーンだった、、、。

うーん、なるほどアカデミーのおじいちゃんたちが好みそうな作品ですな。まずモノクロ映画なんて劇場で観る機会もないし、ましてサイレント映画なんてDVDで何作か観ただけであまり馴染みがない。でも映画には変わりはないわけで、観てしまえばサイレント映画の魅力に引き込まれてしまいます。まさに映画の原点ともいうべき作品でした。

ほとんど字幕は出ない、俳優さんの口の動きからもセリフはわからない...。でも、これが不思議と何を言ってるか雰囲気でわかってしまうんですね。想像のセリフが頭の中で日本語変換されてました。また音楽が素晴らしい。登場人物たちの心情を現すような音楽なのでさらに理解しやすくなるのです。

ジョージの奥さんは何だったの?ってなくらいあっさり退場。運命的?な出会いをしたジョージとペピーのロマンス。ジョージが落ちぶれちゃった後も静かに見守るペピーがいい。火事にあった時、ジョージが大切に持っていたフイルムの映像にはホロリとさせられました。で、何と言ってもジョージの運転手兼執事のクリフトンがいいー!! 背が高いし運転手姿が素敵だったー。あ、質屋のおやじが荒井注!!!

忘れちゃイカンのが、犬のアギー!! いや~ん可愛すぎ。バンと言われて死んだふりするのがキュート。常にジョージの側にいて映画までおとなしく鑑賞(笑)。緊急事態の時にお巡りさんを呼びに行くシーンが印象的。近くにいたおばさん、あれは“早く、早く行きなさいよっ”と言ってたんだろうな。ここまで素晴らしい演技をするとは...ぜひアカデーミーも動物の賞を作ってほしいと思いましたよ。

作品賞獲得したのは文句はないです。映画愛も感じたし素敵な作品でした。
でも個人的には『ヒューゴの不思議な発明』のほうが好み、感動が大きかったかなー。

★★★★★ アギー

 

ジョージを演じたジャン・デュジャルダン、どこかクラーク・ゲーブルを思わせる雰囲気、それとふとした時に若い頃のショーン・コネリーにも似てると思っちゃったのね。見終わってから気づいたのですが、カフェオーレ~ではコネリーボンドなスパイを演じてたのです。ちなみにベレニス・ベジョも出演。かなり50年代の手法を意識した作りで未公開作品ですが007シリーズファンは必見!!

 

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34 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
作品賞 (まっつぁんこ)
2012-04-08 16:55:59
アカデミー作品賞の作品は、いつも何でこんなつまらないのが受賞するんだろうと思う。(笑)
選定委員が偏ってるからしかたないんですね。
観客少なく“しかも年齢層高し!!”は当然でしょう。
そこそこ面白かったけど、作品賞というほどの作品には思えませんでした。
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こんにちわ (にゃむばなな)
2012-04-08 17:03:34
サイレント映画の面白さが詰まっているだけならアカデミー受賞はなかったでしょうが、サイレントにトーキーを組み込むこのセンス。
こんな凄いことをやられちゃ、そりゃおじいちゃんたちでなくてもオスカーをあげたくなりますよ。
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Unknown (えふ)
2012-04-08 20:36:10
作品賞獲ったわりにはお客さん少なくてアレ?ってかんじでしたね。
しかもアカデミーのおじいちゃんたちがもろ好みそうなかんじで~
でもモノクロサイレントでも素敵な作品でしたわ。
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こんばんは (KLY)
2012-04-08 21:45:36
観る人の素養によって微妙に感じ方が変わるのがサイレント映画なのでしょうね。だから大筋同じでも細かい部分は人それぞれ。今回はシンプルな物語に徹することで監督が意図する「今の世の中にサイレントで映画を感じて欲しい」ということがなされていたと思います。
それにしてもあのラストは見事。単に昔のサイレント映画ではなくやはりこの作品は現代の映画ですね。
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Unknown (mig)
2012-04-08 21:49:54
観たね♪

>なるほどアカデミーのおじいちゃんたちが好みそうな作品ですな。

だよね、おまけにフランス映画受賞快挙といっても
ハリウッド舞台で、ハリウッド俳優も沢山でてたよね。
アギーちゃんもっとみたかったナ。
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まっつぁんこさんへ (yukarin)
2012-04-08 22:49:58
いかにも受賞しそうだなとは思いましたけど、受賞しただけあるなーとまではいきませんでした。良かったんですけどね^^;
そろそろ選定委員も新しくしたほうがいいのかもしれませんね。
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にゃむばななさんへ (yukarin)
2012-04-08 22:51:31
こんばんは♪
私も最後にトーキーを入れた所はうまいなーと思いました。
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えふさんへ (yukarin)
2012-04-08 22:53:41
初日に観たえふさんトコも少なかった?
作品賞とってもサイレントは興味の対象外なんですかねぇ。
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KLYさんへ (yukarin)
2012-04-08 22:59:39
こんばんは♪
ただ昔のサイレント映画を作ったというのではない所がいいですね。
映画を感じて欲しい...まさにその通りですね。
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migさんへ (yukarin)
2012-04-08 23:01:33
観る前はフランスが舞台なんだと思ってたら、実はハリウッドだったという...
アギーちゃん、ほんと可愛かったね~。
ほんと!もっと見たかった♪
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