como siempre 遊人庵的日常

見たもの聞いたもの、日常の道楽などなどについて、思いつくままつらつら書いていくblogです。

天地人 第44話 「哀しみの花嫁」

2009-11-01 23:17:57 | 過去作倉庫07~10
先週、与七っちゃんこと大国実頼が退場しまして、三成もいない今、画面的な見栄えのバランスをとるために投入された月代男子・本多政重。歴史人物プロフィールでみると、かなり面白げな存在で、誰が演じるか気になってはおりました。
 でも、こんなややこしい役を使いこなせるとも思えんし。例の側室みたいに後姿だけとか、そんなもんかなあと思ってましたが、この最後にきてガッツリ登場しましたですね。黄川田将也って、たしか朝ドラマに出てた人だと思うけど、これがなかなか抑制のきいた演技で、よろしかったと思います。なにしろアホに見えないというのがポイント高いですね。登場1回目で油断してはいけませんが。とにかくこの終盤に来てのまさかのダレダレ感を、多少なりと空気変えてくれただけで好意的に見てしまいます。
 新キャラ投入でちょっと息を吹き返しはしたけど、お話のほうは相変わらずのダラダラ・ユルユル。45分をこんな少ないネタで埋められるってすごい。それも無駄に長く続く愁嘆場、回想シーン(それも同じ回の中の!)、ガキの泣き芸、愛の兜教の説法に、お約束の兼たんマンセー!!……と、見飽きた材料ばかりで、もしかしたら、これらのバリエーションだけで最終回までいくのかもしれない。
 というわけで、あと4回(今回入れて)です。いよいよ最終回の番宣も始まりました…って、まるきりダイジェスト版じゃねーの! もしかして、最終回って過去のダイジェストをシラガ兼続が振り返るってだけで終わるのか?ありうるかもしれない…と、そぞろ寒気に鳥肌がたつ11月1週目。第44話でございます。今週もおつきあいのほど!

 いよいよ本多家から、上杉家を左右する運命のムコ・本多政重が直江家に迎えられます。結婚式に先立って、景勝様と面談し、いきなり知行1万石をいただいちゃったムコ殿。名前も殿の一字をいただいて、直江勝吉とかわりますが、全然ありがたみもない感じです。だって今週の景勝様は先週よりさらに影がうすく、シラガデビューなんかしちゃって、やる気も存在感もないんですもの。
 ムコ殿を迎えた直江家では、むすめのお松との結婚披露宴がひらかれます。といっても上杉家はボンビーなので、招待客はいつものバカ社中だけで、結婚式も飲み会もそんな変りません。おなじみ無礼講男・歯が命が酒を奨めても「ひらにご容赦」とか言って受けない。かなクールというか、失礼な人です。
 これってふつう怒っていいと思うけど、兼たんが畳に頭を擦り付けて貰ってきたムコ殿なので、無礼を咎めるなんでできないわけです。かわりに「…お松」って、花嫁さんに御酒の毒見をさせたりなんかして。ひどい花嫁の父です。毒見なら自分でやれっつうの。
 そんなムコでも、お松ちゃんは「今夜から宜しく…」とお床入りで頭を下げるんですけど、お松ちゃおがハニカミながら待ってますと、ムコ殿は、「おまえもオレもどーせ政略結婚なんだから、体力の無駄!」と言い放ち、ひとりでフトンに入ってぐうぐう寝てしまいます。
 このクール…っつうかシラケた風情は、悪くないす。三成のデビューを思い出します。しかも、愛の兜教もだいぶ神通力がなくなってるので、そうそう洗脳されそうに無い感じもいいよね。

 この、露骨に上杉家を舐めた態度でやってきたムコを、兼たんはやたら厚遇し、あちこち連れまわして紹介してやったりするわけです。上杉家の棚卸し帳まで見せてしまったりして、「あんなもんまで見せて大丈夫なのか」って、家来に不安がられるほど。
 で、ムコ殿はスパイなので、会計監査員みたいにこれを徳川に報告する。極悪な家康様は、上杉家が意外と優良経営されてて、けっこう表高以外の換金作物なんかで収益上げてるのを知って、まだ絞りが足りんか~とか思うわけですね。
 んで、ここに登場するのが秀忠で、こんど将軍職を継ぐとかいう話になってんですけど、妙に遠慮っぽい人で、「わたしが将軍職を世襲したら、豊臣家を無視するっつう話になってしまい、大名の反発を招いたりしそうです。大丈夫ですか」とかご本人が自ら注進しにくるほど。まあ、このドラマの家康としては、秀忠がどんなに小物でもさしあたりどうでもよくて、征夷大将軍は世襲でつづき、徳川家が独裁を継承していくと天下に知らしめることが重大なわけなのね。
 ムコ殿はこれを、舅の兼たんに報告します。直江家としてはどうなのか、今後も徳川体制に臣従していく気があるのか、はっきりしろと迫るのですが、兼たんこれを「さあ~て、どうするかのう」かなんか言ってはぐらかすわけです。
 舅はこんなだし、幼い長男の竹松は、オレがきたからお前は廃嫡されて憎くはないのか、とか言っても「良いのです!」なんつって不気味な作り笑顔でニカーッと笑うし、嫁は嫁で「貴方様とまことの夫婦になりたい」とか言って迫ってくるし、鎧櫃には愛の兜が鎮座してるしで、なんか気持ち悪い、この家。と、だんだん態度が固くなるムコ殿。
 この仮面夫婦状態に悩んだ新妻のお松ちゃんは、おかあさんのお船に相談します。父上と母上はいかに夫婦の絆を固められたのですか?と清い目で尋ねる娘に、母親は、「けっしてお父さんに言うんじゃありませんよ、じつは…」と、ベッドの中での秘伝テクでも伝授するのか(!)と思ったら、「あなたのお父さんは、泣き虫だったんです」と。
 何も答えになってないよね、これ。「泣き虫というのは、人の痛みを我がことのように感じられる優しい心ということで、そんなに優しいおかたをほうってはおけないと思い…」…ってものも言いようだ(笑)。お松ちゃんもそんなことで納得すんなよって話ですが、なぜか、こんな両親の恋愛秘話で腑に落ちちゃった娘は、「絆というのはどのくらい相手を思い続けられるかということなのですよ」なんて教えを真に受けて、命縮めることになるのでした。

 んで、ここ毎回のお約束「ご家老様の堤防手当て」(海坂藩ぢゃないよ)にも連れ歩くわけなんですが、なかなか雨が降り止まず、川の決壊が相次いで、収益も思うように上がらない。こうなったら…「本来米沢をおさめていた伊達様に聞きに行こう!」と兼たんは思いつくわけですね。そしてすかさずムコ殿が「お手伝いします!」と。
 本多家のコネで政宗に話つけるとかしてくれんのかと思ったら、別になにもなく、ムコ殿は仙台についていっただけでした。ひさしぶりに政宗の出番らしい出番も、「米沢の治水について教えてください」とかいわれて相談に乗ってやるだけって、相変わらずの肩透かしです。
 直江山城ともあろうものが治水の相談だなんて…と幻滅する政宗、ですが、直江山城はもともとそんなたいした器じゃないですから。それより政宗が兼たんをそんなに買っていたってのが、まず聞いてないんですが。
 そこでこれまた久しぶりに、愛姫の出番らしい出番があるんですが、ずっと人質に行ってる愛姫が、この時点で仙台に居るって変じゃないですかね。ま、細かいことですけど。

 さて、ここで唐突に、米沢の城下に原因不明の死の病がはびこり、直江家の次女もこれに罹って亡くなり、お松も病に罹ってしまうという展開になります。
 かわいそうなお松ちゃんは、清い体のまま(?)天に召されていくんですけど、この臨終シーンがまた、ウンザリするくらい長いのよね。もう、トメクレジット級の扱い。「父上、母上、無念でございます。夫婦になれてうれしゅうございました、しあわせでございました、父上の涙初めて見ました」うんぬんの臨終の長ゼリフ、おなじ回のなかでのありし日の回想シーン、両親が号泣して「お松逝ってはならぬ」とかいって皆でボーボー泣いて…。なんか、こーゆーとこでコーンと白ける自分がイヤなんだけど(笑)、こーゆーの、ほんと勘弁してほしいと思います。泥臭い。このクラスの役の死は、簡潔に、お墓か位牌のアップだけでいいですよ。10分も15分も長々やってることじゃない。それで悲しみがより伝わるかっていったら、はっきりいって逆ですし。
 で、哀しみの花嫁さんが命縮めてまでムコ殿の小袖を縫っていただの、クールなムコが「お松…お松」なんつって落涙、お約束の子役がグダ泣き芸で「わたくしは父上の為に生きなくてはなりません、びえ~~ん」なんて……。もうたいがいこのドラマの世界観は見放したわたしでも、おもわず目を背けるパターンです。
 で、兼たんは、ムコ殿を馬に乗せて誘い出し、上杉家の秘密兵器工場を見せます。ここでは鉄砲や大筒や弾道ミサイルなんかの製造をしていて、このテポドン2号を見たからにはそなたはもう上杉の身内! と兼たんは、ムコ殿を脅迫。江戸になんと報告しても良い。でも、テポドン2号はいつでも江戸に向けられてるし、そなたは娘亡き後も婿として上杉に残ってもらうけんね!
 つうわけで、ムコ殿はどうみても上杉の人質状態になったわけなんですが、どーもムコ殿が、この舅のココロの清さに感動しているみたいだよ。おいおい…。そんなことよりむしろ、兼たんが追放した与七の娘を政重の後添いに押し付けて、上杉に羽交い絞めにするところなんかをキッチリ見せてほしかったですな。

 で、今週のトドメの脱力ショーがこの後に用意されてました。伊達政宗様が米沢までやってきて、兼たんを呼び出し、兼たんと政宗たんは、米沢城下を一望する峠に立ってシミジミ語り合ったりするわけです。
 なんか、これだけでもありえん話なのに、政宗たんが「オレの故郷をこんなにしやがって、気に入らん、だが見事だ!」とか言って、兼たんをマンセーするんですよ。ちょっとやめてよ。だいたい、兼たんは治水工事に手を焼いて政宗に泣きついたはずなのに、政宗たん治水のアドバイスなんかなにもせず、「エライ、見事だ、お前は天下はとれなかったが、この素ン晴らしい小さな天下を作ったじゃないか!」
 で、ここでアホみたいにカンドー的なBGM(混声合唱つき)が被って、笑顔ではたらくお百姓、実りの穂波に、兼たんウルウルして、「天下よりなによりこの国の幸せがワタシの使命!」みたいなことを言うんですが……。あのう、あなた亡き三成とかつて語り合った壮大な夢は、どこ言っちゃったんでしょうかね。一国のみじゃなく、日本全国のお百姓をシヤワセにするのがあなたの夢じゃなかったんでしょうか。それを米沢一国に縮小して、そんな安上がりに達成感に浸ることに、なんの反省もないんでしょうか。
 この臆面も無い正当化ぶり、記憶喪失。この最終盤でこんなにしょうもなくまとまる大河ドラマってのも…まあ、史上空前ではありましょうねえ。

 今週の脱力殊勲賞
 政宗よお前もか(笑)。だんだん人材もいなくなるんでしょうがないですけど、この最後になって、政宗が兼たんマンセー要員になるとはねえ。しかも米沢まで出張マンセーだなんて。初代政宗のお嬢様(笑)は、よく怒んなかったよね。

 次回。おおっ、断線していなかったのか!このドラマ内でもっとも長い伏線が、ついに回収されるのか!!「お屋形様の遺言は、実は…」ってそんなん覚えてましたか、皆さん。
 また来週っ!


17 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
視聴率崇拝? (きみこ)
2009-11-07 12:54:27
はじめまして。毎回レビューとともに皆様のコメントの痛快さに楽しく拝見しております。さて視聴率の話が出ておりましたが、先日ある週刊誌を歯医者で見たのですが「天地人」の打ち上げ話でのことです。集まった皆で各話を観、その後にその回の視聴率が発表されやんやの拍手で盛り上がったんだそうです。その記事が真実かどうかは定かではありませんが、なんだか本当のことのような気もしたりして・・・本当だとしたら「天地人」も天も地に落ちるというものであきれ果てた次第です。
後三回ですね (淳子)
2009-11-07 00:37:54
庵主様、いつも素早く楽しいレビューをありがとうございます。
一人で見ていたらストレスがたまるばかりのドラマですが、
それでも毎週楽しく観られる(?)のも、
庵主様のレビューや皆様のコメントのおかげです。
今回も「この話をどうやってレビューに書かれるのだろう」と
心配しながらドラマを観てましたが、全くの杞憂でした。

お松の幸せそうな結婚生活の描写も全くなかったので、死ぬ間際に
「夫婦になれて幸せでした」と言われても「そうだったの?」と
驚くくらいで、「親への気遣いかな」と思いました。

「翔ぶが如く」のレビューもずっと読んでいるのですが、
合わせて読むと「同じ終盤に差し掛かっている
ドラマなのに…」と、内容の濃さの落差に悲しくなってきます。

NHKは視聴料徴収のために視聴率アップを目指したいのでしょうか。
「こんなに視聴率が高いんだから、皆さんNHKを見てるでしょう。
だから視聴料を払って下さい」と言えるから??なんて考えたりもしました。

でもこのドラマも後三回で終わりなんですね。
この秋からは他局でも面白いドラマが始まっているので、
「天地人」の影がどんどん薄くなっていくのですが、
忘れないように最後まで観続けたいと思います。
庵主様、皆様、ご一緒に頑張りましょう!?
治国平天下 (猫八百)
2009-11-05 11:44:36
ikasama4 さんも仰っておられましたが、ここにきて「天下」というのがキーワードになりそうですね。

兼続は、

「守るべきは天下という形ではなく、そこに暮らす民百姓の暮らし、そのために今日まで力を蓄えてきた」

と言っていました。兼続の考える天下とは、その中心に民百姓の暮らしがあって、武士とは、それらを守るためにある、ということなんでしょうね、きっと。

この流れの中で、政宗の
「天下獲りより面白き事があるのか」
「小さいながらも天下をなしておる」
というセリフを考えると、ここで政宗が悟ったのは、天下を獲ることと、天下を治めることは異なる、ということだったのではないかと思いました。

天下獲りから治世への移行は、徳川が抱える課題でもありますし、「天下を治める」ということの中で、「愛の兜教」が復活していく余地が見えてくるように思います。

また、天下が誰のものでもない、とする場所から見れば、豊臣も徳川も同等で、どちらが領民の安寧を保証できるか、というのが基準になっていくのかもしれません。

「我らが正義を後に伝えよ」
兼続は重い宿題を背負っているはずです。三成のいう「我らが正義」とは、「領民の安寧」だったのでしょうか。
なんで今頃… (ましゅ)
2009-11-04 13:58:00
 単純にお松は哀れだし、その両親は気の毒でしたが、何か慌ただしく中途半端でうまくのれない内容でした。

 今回のメイン・テーマのお松については、彼女の結婚から病死まで、正味十何分かそこらでしょうか?時間的にあまりに短く呆気ないので、感情移入する暇がなくて困り(?)ます。「えっ、もう亡くなっちゃったの?」という感じで、その後の両親の悲嘆を見せ付けられても、「何か納得いかない」みたいな妙な気分になってしまうのです。ともかく1年の結婚生活を12~3分で走り抜けてしまい、登場人物たちの心持ちすらよくわかりません。お松などまだわかり易いですが、複雑な立場の政重(勝吉)や竹松など、本当のところどういう気持ちでいるのか(どこまでが本音でとこまでがタテマエか)セリフや表情だけではわかりません。お松の「……夫婦になれて幸せでした」というセリフだって本音か、両親への気遣いか?

 ともかく短すぎるのです。こういうことは1~2時間かけてじっくり描かないと感動しろったって無理なのです。前回の(どう見ても不要な)実頼のエピソードか、今回のこれまた不要な(「兼たんを褒めまくるのに必要不可欠なのです!」 笑)松田正宗様登場なんぞを省いて、しっかり長時間やるか、それが無理ならもう、亡くなった娘とそれを取り巻く家族の静止画像にお得意の(?)ナレーションだけで何十秒でお終いにするべきなのです。中途半端はいけない!

 とは言え、本当の所、今頃こんなことをしている場合か?これを含めて後4回だと言うのに呑気な、と呆れてしまうのが、この悲劇に入り込めない一番の理由でしょう。最後は大回想大会になりそうだし……時間配分を何で決めているのか?

 それにしても気の毒なお松。もう少し幸せにしてあげてもよかったのに、と思います。

 そして、それとは別に、ある程度身分のある人たちには政略結婚以外の結婚はなかった時代に、「どうせ政略……」と政重を不貞腐れさせるのもどうかと思います。あの頃はそれで普通にけっこう仲良く暮らしていたし、また、こういう結婚の場合、夫婦どちらも両家(両国)の結びつきを深めるために働く外交官みたいなもので、不服を言うどころではなかったのですから。夫婦仲良くして家同士の結合を深めるのが夫と妻の業務でした。こんなことをしていると査定に響きますぞ(笑)。菊姫も、上杉家から武田家へ出来るだけの兵力を引き出さなくてはならない大変な時に、外交辞令を言わない殿様に腹を立てて引きこもったりしていましたが、話しになりません。この脚本家さんは、この時代の結婚や養子縁組のことが全くわかっていないのです。

 (いや、この人は、関ヶ原の合戦にどんな大名が出陣していたかもろくに知らずに関ヶ原を書いていたんだっけ。前回のゆるちょ様のコメントを読んで、またまた呆れ返りました。何回呆れてたら収まるのか?体力のムダだというのに…。でも、こんな脚本家の給料になっているなんて…視聴料返せ!)

 「敗者を書きたかった」は結構ですけど、こんな難しいこともないでしょう。天下を取りそこなって、「米沢は小さな天下だ」云々などと言ったって、結局また負け犬の遠吠えなのに…。もう何も言わないにしましょうよ。

 将軍職が徳川家の世襲になるに当って上杉家はどうする?、というのも一瞬何事かと思いました。家康に謝罪し、家康が将軍様になればお祝いの挨拶をしに行き、家老職も本多家の政重に継がせようとしている家が今更「さあ、どうするかのう…」もないだろうに、と思ったら、そうだ違ってた。このドラマでは「義は我々にあり!」とばかりに断固謝罪せず、福島、小早川、そして秀頼君といった人達に助けられて何とか持ったということになっていたのでしたっけ。なんてすさまじい、オリジナリティーあふれた創造的な(?)設定。うう…。

 その大恩ある(ということになっている)秀頼君に11年後には弓を向けるのに…。そう言えば、大阪の陣では鉄砲も大活躍したのでした。トンテンカンテン作っている鉄砲は、その時使うはめになるのでは?政重さんは「米沢では鉄砲を量産しております。これは使えますよ~」とか報告し、おとーさまは「そーか、そーか、よしよし、鉄砲隊をよく訓練しておけ」とかお返事しているかもしれません。知らんぞ~。

 これをどう始末(=言い訳)する気か?そんなのでも楽しみに後3回見続けましょうか(でも、また健忘症を起こすんだろうな…)。
思いもがけず… (佳々)
2009-11-04 09:39:02
庵主さま、今週も笑わせていただきました。ありがとうございます。

期待もしていなかった本多政重役の黄川田くんが思いもかけずいい感じで頑張っていたので驚きました。
それにしても黄川田くんがこんなにピリッとお上手に見えるということは、いかに他の方がゆるい演技なんですねえ…、と改めて痛感いたしましたわ。たぶん本当は黄川田くんくらいの演技ができて当たり前のはずが、なんだかこの大河にご出演の方々は…(涙)。
政重にはこのまま兼続に感化されずにいて欲しいんですけどね…。

そういえば、紅白歌合戦の司会は今年はてっきりこの”LOVE”を掲げてこども店長を従えたご夫婦かと思っていましたよ(笑)。
お疲れ様です! (日本の歴史人物オタク)
2009-11-03 20:17:15
とても楽しいブログですねっ!
これからも頑張って下さい。(応援)
天地人 (さくら)
2009-11-03 17:21:42
長女死去のところを
延々としたのは、今後長男竹松の死去を
延々とするための予備練習?
長男死去となれば、子役の回想シーンも
存分の作られていたり、このシーンのために
取り置きしていたものも流すのでしょうか?
上杉景勝が米沢移封されてから、
出演部分が少なくなったり、存在感が希薄に
なっているのは、秀吉時代は五大老という
特権階級だったのが、家康時代には、
中堅の外様大名という位になったからなのでしょうか?
あと少し (Nancy)
2009-11-02 23:58:25
庵主様、今回もレビューお疲れ様です。
あんなスカスカな内容をここまで爆笑レビューにできるのに毎度脱帽です。

いやあ、ぜんぜん悲しくならない自分が冷血かと心配しましたが、皆さま同じお気持ちで安心しました!
もうね~子役の子はかわいいけど、大人の打算が見えて嫌な感じです。

あと政宗・・・。やっぱりこのパターンかとがっくりです。
HN入れ忘れました! (五六七)
2009-11-02 22:12:12

庵主様こんばんは。
今回も素敵なレビューありがとうございました!

中でも今週の脱力賞

>政宗よお前もか

……正に脱力でした。最後の砦が崩壊したな、という感じです。

今更視聴を辞めたりはしませんが、今回はかなりキツかったです。完全制覇まであと少し、ここから先はドント節を魔除けのようにブツブツ唱えつつ、かの教団が過ぎ去るのを待とうと思います。
Unknown (Unknown)
2009-11-02 22:04:56
庵主様こんばんは。
今回も素敵なレビューありがとうございました!

中でも今週の脱力賞

>政宗よお前もか

……正に脱力でした。最後の砦が崩壊したな、という感じです。

今更視聴を辞めたりはしませんが、今回はかなりキツかったです。完全制覇まであと少し、ここから先はドント節を魔除けのようにブツブツ唱えつつ、かの教団が過ぎ去るのを待とうと思います。
明月記 (hiro)
2009-11-02 21:49:56
庵主さま、レビューありがとうございます。
久しぶりに、8時から見ましたが驚きました。
大坂から遠い米沢とは言え、家老が郡奉行の様です。それでふと思ったのですが、「紅旗征戎吾ガ事ニ非ズ」孫引きですが、平氏滅亡の時・承久の乱時に定家は明月記に書いています。
兼続氏もこれですかね。
中身ゼロ!と、大河のメッセージ (ゆるちょ)
2009-11-02 20:17:50
庵主殿

おつかれ様です。

いやあ、今回は、ほんとつまんなかっただけ、でしたね。
もう、果てしなく、どうでもよくなってきました。

それでも的確に突っ込みをいれる庵主殿の精神力に感服です(笑)。

しかしねぇ・・・主人公の娘ひとりの悲しい物語メインで大河の一回を使わないでほしい・・・。

せっかく出てきた直江勝吉も、「お松かわいそうでしょ」、「かねたん、懐深いでしょ」
のための、コマとしか見えないし・・・。

今回はいろんな人が熱演で泣いていましたが、それを見ていて、
「自分は相当なひねくれものなのだろうか?」
と感じてしまうぐらい白けてしまいました。
俳優さん達のがんばりが、無駄使いに感じてしまう・・・。
「さあ、泣かせてあげるわよ」
と、はりきって書いてる脚本家のイメージがわいてきて、思い切り脱力です。
45分間終始、「早く終わんねぇかなぁ・・」と思ってましたし。
なんか、学生時代に興味のない講義を聞いている感じを思い出しましたねぇ(苦笑)。

ところで、勝吉くん、なんで、そんなにクールガイ?。
「政略結婚だから、やさしくしないよ!」ってのは、よくわかりません。
政略結婚なんだからこそ、お互いの絆を深くする必要があるんでないの?。
それこそ、徳川のため、なんじゃないの?。
やさしくして絆を深め合うのも、お仕事なんじゃないのかねー、と思えるんですけどね(笑)。
子供作りたくないから、やさしくしないよ!ってのも、ちょっと変だよ。

ま、上杉家にとってのツンデレ設定なんだろうけどさ(苦笑)。

その直江勝吉ですが、庵主殿のおっしゃる通り、なかなか「熱い漢!」だったみたいですなぁ。
関が原の戦いの時に属していた宇喜多秀家が薩摩で見つかり、
江戸へ護送されてきたとき、既に前田家に仕官し重く用いられていたにも関わらず、
「それがし、旧主と共に死にまする」と前田家に申し出て、許されて
秀家の元に駆けつける、なんてのは、いい感じです。

まあ、その仕官先の多さから、謎の人物、徳川方のスパイ説なんかもあるようですが、
関が原で宇喜多家として痛烈に戦った話や、上で紹介したエピソードを見ると、
スパイ説はどうかなぁ、という感じがしますねぇ(ま、徳川とのパイプ役ってところですかね)。

そういう人物ですからね。どう描かれるか、楽しみなところもあったのですがねぇ。

ま、そのうち、勝吉くんの一途な存念が披露されて、視聴者感動!というお約束がなされるんでしょうが、
なんだか、底が浅くって、今から脱力です。

そういえば、かねたん、なんかいろいろやってましたねぇ(特に興味なし)。

敵国のスパイに、実力をさらけだすばかりか、秘密兵器まで見せちゃう。
んでスパイが「おお、あなた様は懐が深い!感動(涙)」ってプロット、もう何万回も見てますぜ。
というか、そんなプロット、今どき使うかねぇ・・・(唖然)。

あー、そういえば、政宗も出てましたねぇ。
政宗:「家康が秀忠に将軍譲るってよ!。まーた、天下取りゲームやってみようぜ!」
かねたん:「悪ぃ!、家庭菜園で手一杯」
って、「信長の野望」を一緒にやろうと誘われたサラリーマンかよ!て感じもします(笑)。
まあ、家康死去に際して、天下に色気見せたって言われてる政宗ですからね。
ちょっとおもしろいですね(いやぁ、ほめることができた(笑)。レベル低い(苦笑))。
でも、治水技術者を派遣するって言っておきながら、自分だけ来るってのは、どうなの?。
それにかねたんと二人で逢引なんて・・・。政宗を見て、一瞬、「こいつ柳生十兵衛でもあったのか?」と勝手に思ってしまいましたよ。
大体、一国の主がひとりで他国に来るか?っての。ま、予算の残りがないんだろうけどさ。
そんで、治水がやべーって言ってんのに、「小さきながらひとつの天下」ってなマンセーセリフ、何それ?。
小学生が、友達をがっかりさせないために、無理してほめてるみたいだぞ!(脱力)。

三成と描いた壮大な夢の結果が、これかいな。子供の頃は夢持ってたけど、今は自宅のローンで手一杯みたいな話すか。
それで、世のサラリーマンの共感を得ようとか?。ないない。
こんなリアリティのかけらもない学芸会ドラマ、共感する方がおかしいす。

というより、かねたんの自己正当化病がはてしない。それに厚顔無恥症、記憶喪失症もあわせもつんだからなあ・・・。

こんなのドラマとして流すなよ・・・。

なんか、「中身ゼロ、しかも間違い!」みたいな時間でしたねぇ、今回・・・。



そういえば、この大河製作の始めでPが言ってた
「敗者のドラマを描きたい」
とか、脚本家の言ってた
「毎回、ホッとするような内容にしたい」
とかいうのは、今放送されている「三成死後の八話」のことを言ってるように聞こえますね。
もう完全にホームドラマだし。
脚本家が、「三成の死後が、かねたんにとってほんとうの生活」
みたいなことを言ってましたしねぇ。

ということは、製作陣が「天地人」を通して発信したいメッセージというものが
この八話で描かれているはず?。義と愛とは、何か?っつーこと?。

でも、この八話で言ったことって(まだ、三話残ってますが)、

義なんてただの自己正当化の方便です。
義だけではめしが食えないす。
自分だけが正しいんです。
なんだかんだ言っても、結局生き残るのが勝ちなんです。

くらいすよ、男的には。情けない本音ばかり。

それ以外に、

男は私を愛するあまり、仕事場で泣いてくれる(笑)
仕事より家庭が大事

ってのもありましたね。

それに、
細かい史実は、まるまる無視
戦国時代に新幹線がある世界

ってのもありました。

そして今回、
領国経営の充実こそ、自分の道
ってなりましたね。


ん?。そうか!。

「男は情けないですね、女は愛される存在ですよ、家庭が一番よね。
 歴史なんて知らなくていいし、全てのことは自分に都合よく解釈すればいいの!。
 男はマイホームだけ守ればいいの」っていうメッセージか!。

・・・なあんだ、ただの特定視聴者層へのマンセーじゃん(!)。・・・これが大河のメッセージかぁ?。

情けない・・・。大河が、歴史無視かよ・・・(苦笑)。


ま、そうなるわな(苦笑)・・・。当たり前だ。

真面目に考えて損した・・・。今まで指摘してきたことだし(苦笑)。

ま、この大河の本質は、それだったということですわ(苦笑)。あーくだらない。

(なるほどなぁ、主人公でさえ、貶めてたんだぁ・・・、今更わかった(苦笑))

媚び大河・・・。

志のかけらすらない!。ほんとうにひどいドラマだ。
秒読み (東行)
2009-11-02 13:59:51
いよいよ11月入り後数回という嬉しさも手伝って3話以来久しぶりに天恥人みました。
8時ジャスト。取扱注意。何コレ?久しぶりに観たオープニングに肝を冷やしまた。毎週まず取扱注意、で始まるのですか?取扱注意ということは危険物、ということ。今から危険物を放送しますのでそのつもりで観てください、ということでしょうか?
主人公が治水工事について隣の独眼チャンに教えてもらう、ってな訳で、ヒョイヒョイと一人でやってくる独眼竜。主人公と独眼竜が米沢の地で肩を並べて会話するシーン。まるで朝ドラかなにかでの学園ドラマの先輩と後輩が会話するシーンと同じ。
東北の雄の殿様が他国の一介の家老に呼び出され肩を並べて会話するなどとは。
面目躍如。なるほど評判どおりのお戯れ。危険物につき取扱注意、とはこのことか。危険物の放送だから、一々NHKに苦情を言ってくるな、ということか?
Unknown (クド)
2009-11-02 07:24:41
庵主様、レビューお疲れ様です!

レビュー笑いましたwww確かに政重は気持ち悪いとしか思えないですよね、こんな家
そして次女はスルー、長女だけ長々やられても・・・はぁ?(゜Д゜)としかなりませんでした
ぶっちゃけ感動的なシーンを描く事もできてませんね
伏線もない、家族で仲良くしてるシーンもない、だめだこりゃ
テポドンめちゃくちゃ吹きましたwww
関ヶ原前にああいうシーンを出すならともかく今そんな金があるぐらいならあんたのせいで減封された家臣に回せと
んで政宗も結局治水のアドバイスせず何しに来たのやら

ご丁寧にもあと3回とか向こうから言ってきました
あと少しです 頑張ってください!
どの口で言うか (みさき)
2009-11-02 00:46:00
こんばんわ。
今回、終盤我慢できなくて退席しちゃったんですけど、政宗までそんな簡単なことになっちゃってたんですね(泣)

それにしても、お船が自分の経験語ってた時、「なかなか(兼続とは)夫婦になりきれなかった~」とか何とか言ってたような気がしますが、そんな台詞言わせるんなら、初恋設定なんか止めれば良かったのに、と思いました。違和感ありすぎる台詞でした。景勝のお船への初恋設定も更に無意味でしたが。去年のメイン二人の淡い初恋設定が異様に受けた(?)ことに味をしめてたんでしょうかね。使いどころ間違いまくってますけど(苦笑)。

それにしても「人の死」で感動させようとする手段が、どうにも下手なやり口で萎えますね。
こんばんはです (ikasama4)
2009-11-02 00:11:56
本多政重のシーンは全然気にならなかったのですが

兼続があれこれ行動するシーンになると
途端に心が萎えます。

それで「義」が終わったかと思いきや

今度は「天下」「天下」「天下」

なんか政宗が言ってる姿を見ると幼稚に
見えてしまいます。


それからヒゲさえつければ年相応に見えるって
もんでもないんですけどね。

そういう年を重ねた部分の演技が
若手の役者さんには見えてこないですね。
Unknown (ぺんぺん)
2009-11-01 23:33:29
こんばんは。

いつも鋭い指摘で、むちゃくちゃ笑わせていただきました。確かにお松のような場面でかなり引っ張りすぎだなとは感じました。これが今後の物語上重要なんだと自分の中で無理矢理理解して、次に進むことにします。

後数回しかないですが、どのように幕引きするか楽しみです。

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。